集英社文庫<br> ガラスの恋人

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集英社文庫
ガラスの恋人

  • 著者名:森村誠一【著】
  • 価格 ¥555(本体¥505)
  • 集英社(2013/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087450576

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内容説明

過去を捨て、警備員として暮らす桐生。迷い猫が縁で、飼い主の少女・翔子と出会う。親しみ以上の気持ちを抱き始めた頃、彼女がボーガンで襲撃される。桐生は彼女を庇護し、ある殺人事件に関わっていることを突き止めるが……。秘密を抱えた少女との絆を守る為、男は封印した過去を掘り出し、圧倒的な巨悪に向かい合う。息づまる攻防の中に一筋の純愛を貫く男に、未来はほほえむか。傑作長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫と共に生きる

68
プロットが定型だと分かっていても結構面白かった。猫が出て来るのでこの本を選んだ。18歳の少女と45歳の訳アリの男性の同居で純愛は設定に無理&先生の妄想炸裂気味。必ず暴力団が出て来るのでそれもお決まりなのかな?と思いつつどんどん読み進めて行った。棟居刑事がとっても気になるので棟居シリーズを読みたいと思った。牛尾さん(モーさん)も登場、相変わらず冴えています。2022/09/03

ヨーコ・オクダ

9
これは何というか…欲張りな小説やね。ミステリーなんやけど、ハードボイルドな要素もあり、恋愛小説の要素もあり。事件の真相がどうなるかよりも、桐生という人物そのもの、桐生の心情に興味が惹かれる感じで、ストーリーの最後まで辿り着いた。ちょっと、桐生が完全無欠過ぎるかな?とも思ったけど、守るべき翔子のガラスのアイデンティティーとのバランスを考えれば、これぐらいがエエんかも…。森村センセの小説でお馴染みの、牛尾刑事と棟居刑事の出番は、今回かなり控え目なり。2013/08/21

こーこ

8
久しぶりのハードボイルドなので、若干入りにくかった。ただ、ハードボイルド独特のスピード感と展開が懐かしい気持ちにさせられた。設定がちょっと古い。2015/01/24

すこにゃん

8
迷い猫をきっかけに美少女が中年男のアパートに転がり込むって男性の身勝手な妄想でしょ。過去を隠し愛に怯えてひっそりと生きる謎の男。復讐と懲悪に燃えあがった後の男がもう凄すぎる。突っ込みどころ満載のミステリー&サスペンスです。2013/05/25

夜酔雨

1
森村誠一はこれが初。思ったよりサクサク読める感じなのですが、まぁ、完全無欠のハッピーエンドにはなりはしませんよねと。盛り上がり方は最高なんですが、個人的に主要人物、ことヒロインの強姦とかそういう展開は好きでないので、どこかもやもやした感じの読了感。2013/10/10

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