内容説明
ついに「力」と決別する時がきた。自力か他力か、人間か自然か、心か体か、生か死か――あらゆる価値観が揺らぎ、下降してゆくこの国で、私たちはどういう姿勢でこれからを生きていけばいいのか。絶対他力を説いた親鸞、楕円の思想を唱えた花田清輝、流民にたどる文化の源流、今日一日を生きる養生の実技、変容する死のかたち……。深化し続ける人間観の最終到達地を示す全十一章。
目次
第1章 信と不信のあいだを生きる
第2章 ブレつづけてこそ人間と覚悟する
第3章 悩みの天才・親鸞という生き方
第4章 幻想的な認識にすがらず、明らかに究める
第5章 慈悲の心で苦を癒やせるか
第6章 人心と社会を動かす宗教、音楽
第7章 転換期には「楕円の思想」で中庸を行く
第8章 日本的心性を抱いて生きる
第9章 それぞれの運と養生の道
第10章 死をめぐる思想的大転換点に立って
第11章 無力の思想で荒野をゆく



