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内容説明
インフレターゲットと円安をお手本にする日本の経済学者は一体、何を考えているのか。自国通貨安とインフレ体質がしみついたイギリスを例にとると、ポンド安で購買力が下がった結果、製造業の対GDPシェアは世界109位まで下がってしまった(2009年)。つまり「円安で輸出企業が儲かる」というのは虚構である。失業率が26%を超えたスペイン(2013年)を見ても、マネーサプライの増加で連邦政府と巨大企業、金融機関だけが潤う「大衆殺し」のアメリカを見ても、日本の模範にならないことは明らかだ。それでも「日本経済をアメリカやヨーロッパのようにしたい」と本気で考える経済学者は「国民をいじめるほど景気が良くなるというサディスト経済学」の信奉者だ、と著者は記す。同様に「おとぎ話経済学」のケインズ政策、「SF経済学」のマネタリズム等々、経済学を断罪。返す刀でこれらの説を妄信する政治家を斬る。ニセ経済学の正体を暴露する書。
目次
第1章 インフレ待望論は、貧乏人からかすめ取って金持ちにばら撒く「逆・鼠小僧経済学」
第2章 円安誘導論は、国民をいじめればいじめるほど景気が良くなるというサディスト経済学
第3章 マネタリズムは、あとから起きた事件が昔の経済に影響を与えるというSF経済学
第4章 ケインズ政策は、白馬に乗った王子さまがキスすれば眠り姫が目を覚ますというおとぎ話経済学
第5章 労働力市場を流動化させれば、若者の労働環境が良くなるというのはイス取りゲーム経済学
第6章 少子高齢化マイナス論は、若死にした人たちの霊が経済活動を担ってくれるというオカルト経済学
第7章 企業統合で経済が強くなるというのは、独占利潤大歓迎の利権経済学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ito
T坊主
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