内容説明
ベサニーは学生時代、留学中のダタール国王子ラズルと知り合った。エキゾチックで危険な魅力を漂わせるラズルに惹かれ、彼もまたベサニーのことを激しく求めるようになる。しかし2人の育った文化が違いすぎたため、ベサニーは彼を拒み、ラズルもやがて留学期間を終え、国へと戻っていった。あれから2年。ベサニーは仕事でアラブに派遣され、気がつくと、ダタール国の豪華絢爛たる宮殿へいざなわれていた。そして、この出張がラズルの用意した罠だったと知らされる。ラズルは怖いほど端整な顔に不敵な笑みを浮かべ、告げた。僕のハーレムで君に女の悦びを教えてやろう、と。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
2
ストーリー的にはありがちなんだけど、出だしというか、ヒーローとヒロインが惹かれあう留学時代の接点部分が全くもって分からず、何処に何故に惹かれあうのか、チンプンカンプン。一目あったその日からみたいに書かれてたけど、一国の皇太子が、ただそれだけの理由で妻にするために二年も王に掛け合うとは思えないし、あってはいけないのでは?言葉足らずな皇太子と、意地っ張りで無駄に自尊心の高いヒロインということしか分からなかった。言い換えれば鬼畜ヒーロー&ヒロインで読後に疲れたぁ!! という感想です。2014/10/25