伊勢神宮と日本美

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伊勢神宮と日本美

  • 著者名:井上章一【著】
  • 価格 ¥1,705(本体¥1,550)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062921640

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内容説明

節ひとつない檜材で20年ごとに建て替えられてきた伊勢神宮。その清浄で質素で力強い姿は、日本人の魂の原風景である。伊勢神宮こそが、「日本古来」の建築の原型であるとの主張がなされてきた。明治以降、国家神道となったことにより、その言説はますます強くなった。現代でさえ、古代住居の復元時に伊勢神宮にその形を求めることもある。江戸から現代に書かれた資料を徹底的に読みとき、神宮の本当の姿を解明する。(講談社学術文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼのまり

3
伊勢神宮の建築を「日本古来」のものとする説と、建築様式がベトナムやタイ、中国雲南地区のそれと類似点が多い点を取り上げた南洋説など、建築史上の位置づけを論じた1冊。学会の学閥問題があるようで、そのあたりの文句というか愚痴も満載である。宗教的、儀式的な観点から離れて、純粋に建築物、建築史として伊勢神宮を捉えてみるのも面白い。2013/07/01

のの

2
ガイドブックや考古学の再現図やらをそのままそうなんだ、と思っていたけれど、本当にそうかはわからないということを改めて感じた。これだけ膨大な資料とその扱い方に、この本も構成をどう作っていったんだろうと思う。建築から宗教から考古学から、縦横無尽に描きつつ、各学会(?)への愚痴がだだもれてる… あと文章の書き方が個性あるなぁ。2014/06/15

tkm66

1
まさか井上教授が今の様になるとは予想出来なかったっすね200421記2013/10/16

kwmr_

1
建築史家は伊勢神宮をどのように捉えてきたか。過去140年に渡る神宮観が詳細に分かる1冊。図が少ないのが少し悲しいけれど、膨大な文献調査からまとめられた内容は説得力がある。ただ、これによって、自分もミスリードされていないか、ちょっと心配。2013/05/18

紅林 健志

0
井上先生の本の中ではこれが一番おもしろかった。2013/10/22

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