文春文庫<br> ツリーハウス

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文春文庫
ツリーハウス

  • 著者名:角田光代
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 文藝春秋(2013/05発売)
  • 【kinoppy】文藝春秋 電書の森フェア2021 ポイント40倍!(~9/30まで)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167672096
  • NDC分類:913.6

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内容説明

じいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣(よしつぐ)は、初めて家族のルーツに興味を持った。出入り自由の寄り合い所帯、親戚もいなければ、墓の在り処もわからない。一体うちってなんなんだ? この際、祖父母が出会ったという満州へ行ってみようか──。かくして、ばあさんとひきこもりの叔父さんを連れた珍道中が始まる。満州、そして新宿。熱く胸に迫る、小さな中華料理屋「翡翠飯店」三代記。伊藤整文学賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

164
昭和初期から平成の現代まで3世代に渡る家族の長編。壮大な時の流れと内容で一言で表現できません。満州で出会った祖父と祖母が戦争に翻弄され逃げるように帰国し、戦後苦労を重ね家族を増やし、祖父の死をきっかけに祖母は再度孫と息子と共に中国へ渡ります。主人公が時代毎に変わり、その時代を生きた人目線でわかりやすかったです。うちの家族には根がないと思っていた主人公(孫)がラストは家族の歴史を受入れ祖母の言葉に心が動いていきます。この家族は何代も続いて大家族になっていつか根がはっていくのでしょう。2017/12/28

ゴンゾウ

119
偉人でも英雄でもない普通の家族の物語。決して裕福でもない家族の歴史に唯々引き込まれてしまった。確かに自分も祖父母の歩み、父母の青春時代家族の歴史を知らない。でも日々の暮らしの積み重ねがあったからこそ自分は生を受け生きている。その時々に色んなことを家族が乗り越えて未来につなげていく。決して語り継がれることはないがそこには確かな家族の歩みがある。自分はひとりではないと改めて思う。感動しました。2016/12/24

koba

103
★★☆☆☆2014/01/21

ユザキ部長

98
自分があずかり知らぬ所で、誰か偉い人が 重要な何かを決定してるだけ。つまり大局の流れに流されているだけなのかも知れない違和感ばかりつのる。戦争から満州の地から逃げて逃げて逃げて、生き延びてきた。実は幻でしかなかったかも知れないが、そんな事はない。結果もがき苦しみ後悔ばかりだ。逃げる事がえらかったのかどうか良くわからない。けど多分逃げる事って、つまりは受け入れる事。有難いって事なのではなかろうか。2018/08/13

タカユキ

90
「逃げる」という言葉がキーワードにした、一つの家族の三世代分の物語。戦中戦後を「生きる」為に「逃げた」ことに負い目を感じている祖父母。夢を追う事を止めた父。現実を見ない主人公。でも人生には「もしも」はなくて、懸命に生きた「今」しかない。だから今の自分が、ここに存在している。戦中戦後を必死に生きた祖父母。「逃げる」という立派な意志を持ってシッカリと生き抜いたから今があります!家族には大きな根っこはないけれど未来への希望がある事に気づいた主人公。人はいつでも新たなスタートが出来る。そんな可能性を感じました2016/06/23

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