小学館101新書<br> ラグビー校長、体罰と教育を熱く語る(小学館101新書)

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小学館101新書
ラグビー校長、体罰と教育を熱く語る(小学館101新書)

  • 著者名:大八木淳史【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2013/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251605

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内容説明

果たして良い体罰、悪い体罰はあるのか?

「伏見工時代、山口先生に1回だけビンタされた。そのお陰で道を間違えずに済んで、今がある、本当に感謝している」―元ラグビー日本代表で2012年7月、私立中・高校の校長に就任した大八木氏はこう語る。
大八木氏はラグビー強豪校・伏見工で山口先生の薫陶を得、同志社に進み同大3連覇の中心メンバーに、そして神戸製鋼で7連覇も達成した。山口先生の影響もあり、2007年、高知中央高校のラグビー部GMに就任し、ラグビー無名高の落ちこぼれを花園へ導いた。
桜宮高校での自殺事件が発端になり、体罰問題で教育現場の混乱が続いている。大八木氏は今回懲戒免職になったバスケ部顧問を個人的に知っていた。その顧問は山口先生の娘婿で、紹介されていたのだ。そうした難しい立場にも関わらず、今回、教育と体罰について熱く語る。
「子どもとどれだけの時間をともにできるか、一緒に汗を流せるか、“命をともにする”―これが教育の基本でしょ!。尊敬されない教師、文句ばかりの親、曖昧な国の方針、これでは体罰はなくならん!しかし、たった一人の教師との出会いで生徒の人生が変わることもあるんや」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

24
大八木さんは神戸製鋼時代に応援していた選手でした。著者の熱いラグビー、教育の話は面白かったです。体罰は昔から駄目だったことが良く伝わります。2023/12/22

金吾

18
何回か読みましたが熱い話です。一芸に秀でた人の凄さを感じさせてくれます。2024/09/01

nagata

7
まさか大八木さんが先生とは、現役の頃を知るだけに夢にも思わなかった。山口先生のもとで受けた、骨身に染みて受け継がれた薫陶を、次の世代へ伝えようと言葉を選びながら綴ったのだと思う。単に肉体的な接触が即体罰とはならないだろうが、大人世界で通用しないのは生徒相手といっても同じこと。先に経験したものが相手をなぶるのは単に自身の伝え方が未熟ゆえであるからだろう。とはいえ、「弥栄の清悟」こと山本先生もそうだが、熱い想いはDNAのように伝わっていくのだろう。2024/06/02

ランフランコ

4
現役時代のイメージとは随分違ってなかなかインテリジェンスのある人だ。芦屋学園の取り組みは面白いし結果を見届けたいと思うが、なんせ大八木さん自身が脅迫とかで辞めちゃってるから今となっては説得力が半減してしまう。しかし学校の経営なんてドロドロしてそうだし、利権の塊だろうから誰が本当のことを言ってるかは怪しいもんだ。この本を読んだ者としては大八木さんを信じたい。伏見工業や同志社、神鋼時代の話は非常に興味深く、読み物としてはこの部分だけで出版してもよかったのではと思うけど。2017/10/29

暁人

3
筆者は『スクール☆ウォーズ』のモデル、伏見工業出身。あのドラマの世界を実体験している。▼体罰で問題になった桜宮高校の教師は伏工の恩師の娘婿だという。そのつながりから面識があり、それが執筆の動機となった。▼筆者の高知中央高での熱意あふれる指導には感動さえ覚える。ただそれでも、昔はある程度体罰も許されていた、と言う筆者の意見には賛成しかねる。正しくは「昔も今も体罰は許されない」ではないか。2014/05/12

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