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内容説明
現役医師の著者いわく、「長生きしているのは薬をほとんど飲まない人」。薬は病気を治すために飲むものだが、副作用があるだけでなく、体の免疫力を下げて回復を遅らせ、命を縮めることもあるのだ。注意すべきは風邪薬、睡眠薬、胃薬、鎮痛剤、降圧剤、糖尿病の薬など、あげればきりがないが、なぜこれらを飲み続けると長生きできないのか? 他方で薬を飲まない健康長寿な人の共通項は「肉や乳製品を控える」「野菜をとる」「腹七分目」「規則正しい生活」「ストレスを減らす」「筋肉と関節を使う」等々。その理由や実践法を詳しく紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
501
16
薬は対処療法であり、症状をおさめると同時に毒物でもあるということがわかる本。この新書の方針なのか、深くというよりも分かりやすさを優先としていて、内容的には物足りなさがあるが、一辺倒に西洋の薬を批判し東洋の薬を持ち上げるというわけではないので胡散臭さを感じず、すんなり普段口にする薬の危険性を認識できる。なんとなく薬の危険性を聞いていて気になったのでこの手の本を読んだが、正直なところもう少し深堀してほしかった。2017/08/14
警蓮社峻譽身阿
13
症状に対処する西洋医学は、単一効果の西洋薬を生み出した。一方で症状の原因を取り除くために身体全体の調和を整える東洋医学は、複合効能の漢方薬を生み出した。前者には即効性があり、目の前の苦痛を取り除くには効果的だが副作用がある。後者は副作用がほとんどないが、即効性がない。いわゆる生活習慣の悪さが原因となる生活習慣病には本来西洋薬は不要で、生活習慣を改めるだけで治癒する。不用意に薬に頼るから病気が潜伏したり、一向に治らなかったりする。西洋薬は治す薬ではなく不快を強制的に抑制する薬なのだ。身体に良いはずがない。2021/08/10
まいくん
4
タイトルだけをみると兎に角薬をやめましょうって思うけど、本文にも書いてある様に生活習慣を整えて薬が要らない様な生活リズムにしましょうというのが最初。季節の変わり目などに、自分の体質や体調に合わせて、特に病気でもないのに健康増進を兼ねた生薬を少量飲むのが中国の人たちのやり方なんだって。養命酒飲む様なものかなぁ。運動と食事、睡眠でまずは薬のいらない体になろう。2013/06/04
sasuke
3
本書から。 『私は医者になってからかれこれ30年あまり経ちますが、私自身、ほとんど薬を飲みませんし、患者さんにもめったに薬を出しません。』複数の薬の飲み合わせについての『科学的根拠(エビデンス)がまったくない。』『ほんのささいな症状の場合は、薬を飲まないという選択もあったはずなのに、薬を飲んでしまったために命を奪われたり、重い後遺症が残ったりすれば、悔やんでも悔やみきれないものです。」
saboten130
3
多剤併用のエビデンスがないのはわかるけど飲まないことのメリットも医師の主観でしかないなー。すくなくともこの中での医薬分業は間違っているなー。2013/06/26
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