- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
世界で急速に「シノフォビア」(中国嫌悪)という現象が広まっている。その実態を知る香港人はすでに「中国人」を名乗らないほどである。政府幹部や国有企業有力者は自らを愛国者と喧伝しながら大金を横領して海外脱出を図り、富裕層の六割以上が移民申請をしたか、考慮中というデタラメなホラー国家、中国。しかし中国は決して崩壊しない。なぜなら中国はもともと無秩序が常態だからである。中国で起業し中国人と結婚したアルファ・ブロガーが、あふれる中国解説本にとどめをさすべく、中国の正体を暴く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wildchild@月と猫
32
個人的に中国人と関わる環境にあり、参考のため再読。数多い中国解説本の中でも、日中ビジネスによる実体験を踏まえ、奥様が中国人である彼の分析が一番客観的で分かりやすく、読みやすい。中国が好きでも嫌いでも、中国に興味があっても無くても、「中国」という不可思議な国のやり方、彼らの価値観について知っておくにこしたことはないと思う。私は中国共産党のやり口が大嫌いだが、個人的に仲良しな中国人はいる。地理的に国同士の関係は、嫌でも最低限お付き合いしなければならないのだから、賢く立ち回る必要があると思う。2015/06/01
わたなべたけし
10
日本のみならず、世界で広がっているシノフォビア(中国嫌悪)。この現状と至る歴史、中国人の気質・性格について言及。 どうつきあうべきかについて記された内容。 おそらく読者のほとんどがその見方を変えるのではないだろうか。仕方ないという達観した気持ちになると共に、これからどうすべきであるのか?と将来に向けて前向きな気持ちになれる本。 仕事で中国に携わっている方は、一度は目を通して欲しい1冊。2013/11/25
yoshchy
5
「中国はもう十分強いはずなのに、なぜ(外国で)いじめられるのか」。自分自身が強くなることや利益を得ることを優先し、トラブルが起きないよう受け入れられるようになろうという発想は中国人にはない。十分納得がいく。本書は、中国人が「何を」言っているのか理解しなくてもよい代りに「なぜ」言っているのかを洞察すべき、だと説く。著者のように中国に深くかかわった日本人ほど友好でも嫌中でもなく、普通の隣国として中国と相対すべしと説くが、私の持論でもある。本書は一読の価値ありと思う。2013/08/21
アルゴン
4
★★★★ 中国で起業したことがあり、中国人妻を持つ人の中国論。未だに領土拡大が当たり前だと思ってるとか、第一列島線〜第二列島線の話などはあまりに理解できなくて正直「本当かなあ」と思ってしまいます。しかしこれが本当なら、個人レベルならともかく国家レベル・企業レベルでの交流は至難の業だろうなあ。2016/08/04
ふわふわぷりん
4
勉強になりました。国民性があまりにも違いすぎて、衝撃を受けました。2013/08/03
-
- 電子書籍
- 編集長の些末な事件ファイル94 恩師よ!