刑事の結界

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刑事の結界

  • ISBN:9784022510334

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内容説明

団塊のノンキャリ刑事・島田伸一の40年の叩き上げ人生。神奈川県内を舞台に法と犯罪、己と組織、犯人と被害者、警察官と人間…。

目次

逆バン―川崎・大手メーカー恐喝事件(1991年)
深追い―川崎・2億円竹やぶ置き去り事件(1989年)
銃痕―横浜・拳銃民家立てこもり事件(1990年)
香―横浜・小学生女児行方不明事件(1991年)
定石―厚木基地・コンクリート生き埋め事故(1992年)
戸惑い―川崎・小学生女児殺人事件(1990年代)
四十九日―横浜港・ストーカー殺人事件(1994年)
追憶―横浜・女子大生殺人事件(1995年)
人体実験―横浜駅・異臭事件(1995年)
望郷―川崎・中国人集団強盗殺人事件(1999年)
哀情―相模原・強盗殺人事件(2005年)
万感―刑事島田伸一の履歴書

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなあぶ

5
刑事が超人的な活躍をするドラマは多い。それらは作り物ならではの面白さがあるが、この本を読むとそれらが急に薄っぺらく思えてくる。現実はそんなにも綺麗に一件落着と割り切れるものではない。子供の誘拐事件は未解決のまま、親はその後の人生を生きなければならず、殺人犯にも、養わねばならない家族がいたりする。残された家族への送金を託して死刑となる犯人の、生い立ちや犯行動機を知ると同情を禁じ得ない。生身の人間の泥臭さや悲しさに、日々向き合うことを職としてきた人の話は、胸のすくような解決はなくても、胸に迫るものがあった。2014/04/03

ヨムヨムRE:BORN

1
ホンモノの刑事が経験したノンフィクション。スゴく面白そうなんだが、数人で書いてある為か、作品にバラつきがある。小説風に仕上げてあるために、風景や心理描写が嘘臭い。事件か関わった人々か、どちらかに焦点を絞ってほしかった。淡々とした事件記事のようにしていたら、フェルディナント・フォン・シーラッハの「犯罪」のような素晴らしい作品になったと思う。残念だ…2013/06/22

えすにん

0
風邪で寝込んだときに読んだ本、三冊目。ノンフィクションですよね。実際におきた事件のことが書かれているのでしょうが、あまり、そう感じられませんでした。わざと?2015/10/07

くまくま

0
すっきりとした文章で読みやすいが、そのせいか印象に残らなかった2013/10/07

都人

0
警察官の登場する本であるが、佐々木譲、高村薫の本には遠く及ばない。2013/07/18

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