内容説明
取材記者、ルポライター、売文屋……。呼び方は人によっていろいろだが、まあ要するに野次馬代行業だ。
そう、俺はプロの野次馬だ。違法な現場、立ち入り禁止の現場、不可解な現場、危険な現場……。お声がかかればどこへでも行く。かからなくてもどこへでも行く。いつだって捨て身の突撃で、与えられたミッションを遂行するだけだ。（はじめにより）
一般人ならば二の足を踏むような場所にも潜入し、雑誌や書籍などに記事を書く取材記者。彼らは危険と隣り合わせの「現場」でいったい何を見て、何を感じているのか――?
銃弾飛び交うイラクで命を縮め、悪名高き児童買春村で戦慄し、限界を超えたゴミ屋敷で人生を諭し、大麻マンションで未来を憂う――ベテラン取材記者が軽妙な筆致で紡ぐ“ヤバい”現場の“危ない”ルポルタージュ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
7
「プロの野次馬」著者の地獄行。イラクの爆弾テロ現場、ゴミ屋敷、オウム、戸塚ヨットスクール…振り幅広すぎ。意図的なのか取材年が無いのは歯がゆい…ﾔｸの売人が渋谷の××にいる?!信じがたい。ハプバーなのにおっ始めても見に行かない草食客傾向面白くカンボジアの地下幼女売春の実態に身の毛よだつ(自国語も喋れないのに日本語片言話す６歳児と遊んでやる切ない場面…) せめて表紙写真がいつのどこなのか知りたいな2013/04/16
ひとまろ
4
こういうヤバい現場ってのはやじ馬的で面白い。 ルポライターがいてくれるから知れるという幸せ。 2015/04/27
ナツ
4
ヤバい現場に取材に行ってきた！というよりは、一般人の行かない所に行って見てきた！だけって感じ。どれも只見に行っただけで、何のオチもなく中途半端に思えた。今までに取材に行ってボツになったり使えなかったのをまとめて一冊の本にしました！って内容。行った場所は悪くないのに残念。2014/09/03
フクミミ
3
自分では決して足を踏み入れる事のない現場をのぞき見する・・というのも読書の 醍醐味の一つ。 取材の中には新しそうなモノもあれば、古そうなモノもある感じ、 取材の年度が掲載されていなかったのが残念だった。 個人的には「戸塚ヨットスクール」が今でもあるのには驚いた。2013/04/25
Daisuke Azuma
2
せっかくやばい現場にいったわりに、それだけな本。日記か。2016/05/28
