内容説明
虐待、育児放棄、家庭崩壊、不倫。「お前は醜い」と実の母から言われ続け、鏡を見ることさえ怖かった少女はなぜ、女優となったのか?愛と憎しみの物語。衝撃の自伝的小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
77
なぎこさんのドラマは幾つか見た事がありますがスキャンダルで大騒ぎになっていた頃はあまり知らず。女優を一時期辞めていたことも知らなかったので、バラエティー番組での赤裸々なぶっちゃけトークに驚いたのは数年前です。毒母の問題が世間に知れ渡るようになってきてから、自分のことも振り返ると私も母に振り回されていたなと思います。今はなぎこさんのように距離を置いているので、気持ちは分かります。誰もが母から生まれ、その愛情を初めに受けて成長するのに否定されながら、幾つになっても母からの愛情を求めてさ迷う。苦しかったですね。2016/08/14
きみたけ
75
先日亡くなった遠野なぎこさん。ご冥福をお祈りします。。自身の生い立ちや幼少期の虐待の記憶・摂食障害の苦しみなど、求めても愛してくれなかった母と求められても愛せなかった男たちとの人生を振り返った愛の半生記。2013年発刊。一番愛して欲しい母親には愛されず、そこから対人関係や心身に支障をきたしている事を包み隠すことなく描いています。数年前にマツコとやべっちの番組「アウトデラックス」で見かけたのが最後かな、吹っ切れたと思ってましたが。。天国では苦しみから解き放たれて、安らかに過ごされますよう心よりお祈りします。2025/07/19
あーちゃん♪
37
すごく参考になった。この本は多くの人の支えになると思う。「あなたはぜんぜん悪くない。」と人に伝えようとして自分に気付くシーンは泣けた。個人的な意見だが、未熟な母親のもとに生まれた長女はこのようなパターンを背負いやすい傾向を感じる。本棚の整理上、カテゴリを「芸能人」に分類したけれど、中身は「症例集」という感じで、またいつか再読したいと思った。2013/12/15
らむり
37
壮絶な過去、ていうか異常な母親。。テレビの遠野なぎこさんを見る目が変わりそう。2013/08/15
心
30
図書館本~☆ 彼女の母ほど、ひどくは無いが…私自身も子どもの頃に貰った母の言葉達に態度に深く傷つき 自分がずっと醜くバカだと思い込み…自信がなくて、色々と苦しんできた。 アキミちゃんの気持ち悲しみも 、なぎこさんの気持ちや苦しみも痛いほどわかる。過去を語る事は大変な作業だった事でしょう。でもそれが大きな1歩(^^) どうかこれからの人生をご自分 の為に生き、幸せになりますように!応援してます♪2014/11/21




