「シェール革命」の夢と現実 - アメリカは再びエネルギー覇権を握るか?

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「シェール革命」の夢と現実 - アメリカは再びエネルギー覇権を握るか?

  • 著者名:柴田明夫
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • PHP研究所(2013/05発売)
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  • ISBN:9784569811833
  • NDC分類:575.59

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内容説明

アメリカはシェールガスを日本に売らない! 中国の「資源成長」はまだ続く! 近年、シェールガスをはじめとする非在来型天然ガスの生産量が急増し、アメリカが再びエネルギー覇権を握る、と言われている。アメリカがエネルギーの純輸出国に転じることで、長らく続いてきたドル安のトレンドも反転し、ドル高に向かうという。さらにシェールガスは頭打ちになった産油国の在来型石油を補い、CO2の排出量も半減させるだろう、と。まさによいことずくめのように思われる「シェール革命」だが、はたして現実の世界はそのように進むのか。本書は資源問題のプロフェッショナルである著者が、二十一世紀における世界の商品市場の新しい動向、ならびに世界経済の命運を握る中国・アメリカという二大国のエネルギー獲得戦略を見ながら、アメリカ発の「シェール革命」が、日本と世界にとって有益か否かを論じるものである。世界経済の動向を読むうえで必見の書である。

目次

第1章 「シェール革命」の正体(世界は変わるか? そもそも「天然ガス」とは何か ほか)
第2章 二十一世紀コモディティ市況の大変化(「資源」とは何か 可採年数は必ずしも枯渇年数を表さない ほか)
第3章 米中エネルギー争奪戦(今後十年以上、中国は高度成長を続ける必要がある 中国は「中進国の罠」に陥ったのか ほか)
第4章 再生エネルギーと省エネを止めてはならない(「シェール革命」はアメリカならではの革命 アメリカの安いシェールガスを日本に輸入できない理由 ほか)
第5章 日本企業は何をすべきか(エネルギーは「地下系」から「太陽系」へ バイオ燃料の可能性 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kozawa

3
書名ほど大げさに何か訴える感じではないけれど嘘のタイトルでもなく、このテーマの一般書として何冊か読むうちの一冊としてはありなのでは。2013/05/05

Kenichi Kurokawa

2
シェールガスに限らず、資源を巡る大国の思惑が分かりやすく述べられています。印象的なのは米中2大国の資源を巡る貪欲なまでの自国益の追求でした。エネルギーをほぼ輸入に頼る日本も戦略なしではエネルギーに対する高コストは変わらないでしょうね。2013/04/29

Mitz

2
世界のエネルギー情勢を劇的に変えつつあるシェールガス。その影響と、現在、そして未来のエネルギーを論じている。もう少し地政学的な考察があれば、もっと興味深い内容だったろう・・・。資源の無い日本にとっては、安全保障という意味においても、エネルギー政策は最重要事項の一つ。西に最大のエネルギー消費国である中国、太平洋を挟んだ東にシェールガス革命を迎えた米国を隣国に持ち、どのような道を進むことになるのか。エネルギー関連の企業に身を置く立場として、微力ながらも貢献していきたいし、貢献できずとも考え続けたいと思う。2013/04/19

kouhy

2
Important thing is that Shale energy revolution has an implication for only U.S., which has built gas-pipeline-infrastructures. However, there is only few plants to export gas as LNG in U.S, so LNG price for other countries will be unmovable.2013/04/18

かちを

0
2016/03/05

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