内容説明
アメリカはシェールガスを日本に売らない! 中国の「資源成長」はまだ続く! 近年、シェールガスをはじめとする非在来型天然ガスの生産量が急増し、アメリカが再びエネルギー覇権を握る、と言われている。アメリカがエネルギーの純輸出国に転じることで、長らく続いてきたドル安のトレンドも反転し、ドル高に向かうという。さらにシェールガスは頭打ちになった産油国の在来型石油を補い、CO2の排出量も半減させるだろう、と。まさによいことずくめのように思われる「シェール革命」だが、はたして現実の世界はそのように進むのか。本書は資源問題のプロフェッショナルである著者が、二十一世紀における世界の商品市場の新しい動向、ならびに世界経済の命運を握る中国・アメリカという二大国のエネルギー獲得戦略を見ながら、アメリカ発の「シェール革命」が、日本と世界にとって有益か否かを論じるものである。世界経済の動向を読むうえで必見の書である。
目次
第1章 「シェール革命」の正体(世界は変わるか? そもそも「天然ガス」とは何か ほか)
第2章 二十一世紀コモディティ市況の大変化(「資源」とは何か 可採年数は必ずしも枯渇年数を表さない ほか)
第3章 米中エネルギー争奪戦(今後十年以上、中国は高度成長を続ける必要がある 中国は「中進国の罠」に陥ったのか ほか)
第4章 再生エネルギーと省エネを止めてはならない(「シェール革命」はアメリカならではの革命 アメリカの安いシェールガスを日本に輸入できない理由 ほか)
第5章 日本企業は何をすべきか(エネルギーは「地下系」から「太陽系」へ バイオ燃料の可能性 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kozawa
Kenichi Kurokawa
Mitz
kouhy
かちを
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