日経新聞の真実 - なぜ御用メディアと言われるのか

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日経新聞の真実 - なぜ御用メディアと言われるのか

  • 著者名:田村秀男
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 光文社(2013/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334037376
  • NDC分類:330.4

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内容説明

「15年デフレ」と不況の責任は、財務省や日銀の“ポチ”と化した経済記者の側にもあるのではないか。日本の経済ジャーナリズムは健全な独立性と金融やマネーに対する見識を取り戻し、権力者の意図に左右されることなく、国民に益する情報を提供していかなくてはならない。そうしないといずれ名実ともに中国に追い抜かれる――日経新聞の元エース記者で現在産経新聞の特別記者が、日経新聞を軸に経済メディアのあり方を問い直す。

目次

第1章 アメリカのメッセンジャー
第2章 経済記者の仕事
第3章 経済記者の出世競争
第4章 財務省の正体
第5章 日銀の正体
第6章 経済学を知らない経済記者
第7章 経済記者、読者、そして日経へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

35
元・日経花形記者による日経批判。そうか、日経って財務省・日銀の官報だったんだ。ヘボ読者としては、幸い知識不足で、その論調に染まることはなかったと思うのだが、毎日、愛読している(連載小説を最初に読む)ので、知らず知らずに影響されていたとするなら、その害毒は罪作りかも知れませんね。一見、著者はアベノミクス肯定論者に見受けられる。それにしてもデフレ脱却はできなかったようで著者の見解を聞いてみたいところ。2022/02/15

mazda

31
昔担任の先生が「朝日くらい読むようにならないとダメ。読売はジャイアンツを褒めてればいいんです」と話していたのを覚えていますが、昨今の報道を見ると無残な限りです。日経新聞もしかり、公平に情報を載せているわけではなく、かたよった報道になびいてしまうのはあるようです。経済政策の話も、財務官僚、日銀の話を鵜呑みにして記事にする、自分自身でデータの精査を行わない記者が多いとのことで、それじゃ駄目だな、と思いました。せめて、発表されるデータをグラフ化ぐらいしても、罰はあたらないと思うのですが…。2014/09/17

烟々羅

12
一読した。機会があれば再読・精読するかもしれない。 日経新聞はニュースソースとして不確かだと言明する人、保守的に過ぎてわたしと合わないと主張する人に対して「こういうスタンスの新聞なのだよ」と応える材料になる。 わたしにとっては、著者が記者時代の個々のエピソードは面白かったが、順当に過ぎてとくに学ぶところなし 2014/03/09

ikatin

9
それなりに自覚して日経読んでたつもりですが、確かに見る目が変わります。賛否あると思うし、結局のところ自分自身で感覚を磨いていくしかないのよね。無責任な言い方だけど、しばらくは異次元緩和の成り行きを見届けたい。2013/05/05

hk

8
日経新聞のアメリカ特派員を務めたエリート記者でありながら、リクルート事件で社長が退任したトバッチリを受けて出世コースからドロップアウト。その後産経新聞に客員記者として身を寄せるという異例の経歴を有する著者による一冊。3年以上前の出版物であるため流石に時宜からズレてしまっているトピックが多い。しかし蘊蓄として使えるネタは満載である。 ●●以下備忘録●● ●「財務省と日銀のかばいあい」 財務省としては真っ当なレベルの金融緩和によって日本経済が成長路線に復帰し自然増収となってしまうと、消費税率の引き上げ敢行の機2016/09/14

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