仮想天使は魔術を詠う

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仮想天使は魔術を詠う

  • 著者名:榊一郎
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • PHP研究所(2013/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569679877
  • NDC分類:913.6

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内容説明

原因不明の難病により声を失い、抜け殻の様になってしまった幼なじみ朱伊彩葉。
彼女を何とか元気づけたい、もう一度彼女の歌を聴きたいと願った山賀連士郎は、ネットの奥底で拾った出所の不明の音声合成ソフトに彩葉の声を組み込み、これをパソコンにインストールする。
ソフトが起動すると同時に、彼の目の前に―画面の中では無く―現れたのは、彩葉そっくりの顔をした少女だった。
「ハロー、我が創造主!私は燈音シンク、貴方が魔法を使う為の呪歌を詠唱するもの、呪歌詠唱用仮想人格。
魔法と奇跡の戦場にようこそ!」かくして連士郎は、ガルドロイドを用いた魔法使いたちの壮絶な戦いに巻き込まれていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋製 

24
これは私にとって、当たり本でした。ラノベって、「この世界観が凄い!」とか「この話好み」とか、最終的に「あ~、面白かった♪」で終わるのが多いけど、これは違った! バトル物。山賀蓮士郎。レンは、幼馴染の彩葉のために歌唱音声合成ソフトを捜していた。そして見つけたのは、でどこ不明のあるソフト。彩葉の声をインプットしたレンは、ある戦いに知らずして参加する事となり・・・。 特に終章が好きでした。2013/09/23

KUWAGATA

14
榊さんらしい、上手にまとめ上げた作品。これで完結にしてもいいし(色々謎は残るけど)、スムーズに続編に入ることもできる。その辺の如才のなさもまた、いかにもベテラン作家らしいと感じました。ボカロ好きとしては、もう少しボカロの本質に沿った展開を見たいと思いましたが、そこはまあご愛嬌ということで。「声」より「命」。シンプルだけど、きっと榊さんはその一言に何かしらの思いを込めているように思います。ラストもいい。ちょっと切ないけれど、前向きな幕引きで、爽やかな読後感でした。2013/05/26

水無月冬弥

12
榊一郎先生(@ichiro_sakaki)の #ラノベ。さすが傭兵王、あいかわらずの面白さ。一巻で完結なので、駆け足気味ですがテーマはしっかり描かれているし、最後のバトルの主人公の台詞はかなり好きです。2013/06/19

シュエパイ

8
ボカロ魔法バトルロワイヤル、というなんかMIX出来ないものを楽しげにフュージョンさせた小説でした。一度目の奇跡は、仕方ないか。きっと次こそは、次の次こそは、ってね。あぁでも、どうせならもっとチューニングしてるシーンにページが割かれてると嬉しいかなぁ2013/03/09

きゃめる

7
『ボーカロイドを魔術詠唱のデバイスとして扱う』アイデアが秀逸。中盤がやや駆け足気味なのがやや残念。作者の力量ならいくらでも膨らませられたろうが、一冊に纏める都合上これは止む無しか。続きがあるなら是非読みたいけど、テーマ的に語られるべき事はもう語られてるよねぇコレ?2013/03/10

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