内容説明
人気女優のマネジャーが思わず「リアル過ぎる…」とつぶやいた、
知られざる芸能プロダクションの舞台裏――
---------------(以下本文より一部抜粋)----------------
沢は、1000通もの応募用紙を森と並んでシュレッダーにかけていく。
いずれにも顔と全身の写真が貼られているのだが、残念ながらズバ抜けてかわいい子はいない。
「この応募用紙ってすべてをチェックするわけ?」
「当たり前でしょ。こうやってシュレッダーにかけながら見てるのよ」
「え?」
森は、第1次審査を“今している”のだと言う。つまり、シュレッダーにかけながら写真をチェックしているらしい。
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15年以上、芸能界に携わってきた著者が、その現場を「フィクション」として書いたリアルストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きたむらさんえ
3
少しでも芸能マネージャーの仕事を垣間見れたらと思いポチリ。ページ数は多いですが、女優/モデル/アイドルのストーリーがあり、飽きません。手にしてよかった。2016/01/09
aosora
2
芸能人の見方が変わる。マネージャーって芸能人からボロクソ言われてこき使われてるイメージがあったから、あんまり能力の無い人かと思っていた(スイマセン)けど、担当の人のことを親身に考えてあげる人もいるだなぁと感じた。そういう人達に支えられ、芸能界と言う世界は目まぐるしく動いているのですね。タレントの性格ややる気が無くても、なぜ事務所は解雇しないのか。それはオーラがあるから。『オーラ』。意識してみると、特に女優さんのオーラってTVの中でも全然違う。人のに魅力って不思議。マネージャー業も奥が深そう。 2015/01/13
tomo
2
友達から借りて二日で読了。自伝のようなものかと思っていたが、どちらかというと小説に近かった。芸能界の厳しさを伝えるという感じではなく、マネージャーとなった主人公が少しの失敗を重ねながら良いマネージャーとなっていく小説。小説として読む分には構わないが、マネージャーになる人が参考書のような形で読むものではないと思った。2014/11/03
K
1
華やかに見える芸能業界だけど色々な苦労が・・・。アイドルユニットを見る目が変わりそうだ。2015/10/05
arisaka
1
地元の夏フェスのスタッフバイトをした主人公は、マネージャーに憧れ田舎から単身上京して芸能事務所に就職する。ベテラン女優、子役スカウト、売れないモデル、アイドルのタマゴ、新人女優と担当を変えながら、人柄の良さとメゲナイ気持ちで、マネージャーとして成長していく。というストーリーを軽めの文体で読ませる。ご都合展開多いし、深みはないけど、ライトノベルとしては面白いのでは?2013/06/14