内容説明
「あなたは誰?」と問いかけたベストセラー『ソフィーの世界』から18年――。大人になった読者のためにヨースタイン・ゴルデルが仕掛ける壮大なミステリー。果たして魂は存在するのか、意識は肉体を超えるのか。そして30年前の「ある出来事」が「現実」と「精神」のギャップを埋めることができるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
24
何があったかは、最初からほぼ想像がついていましたが、当事者の二人のメールを読んでいると、あれ、違ったかな? 罪の意識より、若かりし頃の思いでに浸りすぎてはいないか? ソルルンさんの性格にも共感出来ず、スタインさんの図々しさにも驚きました。 追悼式に出たり、娘さんに冗談を言って笑わせる? ご主人のニルス・ペッテルさんがお気の毒でした。 読後感が悪かったです。2014/08/15
アリ子
9
男性側の理屈っぽいメールを読むのが苦痛だったけれど、こんな展開になるとは!最後は驚きだった。読み終えてから派手派手な装丁に見入って納得した。2013/11/11
参謀
8
『ソフィーの世界』で有名なゴルデルの新作です。『カードミステリー』で自分の読書感を一新してくれたので、ゴルデル作品は全部読んでいます。本作は30年前にあることがきっかけで別れてしまった男女が、再び巡り合い、その二人のメールのやり取りが書かれています。作者が環境保護活動に力を入れているのか、前半200ページは環境や宇宙のことなど(つらかった…)、残り100ページでは30年前に起こった事件+魂について書かれています。大雑把にいうと唯物論と唯心論の論争でした。物語としても???が多く、謎でしたね。。2013/11/25
るりこ
7
ヨースタイン・ゴルデルの作品は大好きだ。でも前半部分は、こけもも夫人?なにそれ?なかなか明かされず、少々退屈を感じてしまった。後半明かされていく部分で一気に加速。最後はまさか、もしかして…!?退屈とは言いつつも、様々な事象の捉え方や考え方の違いをこんな風に描くゴルデルの作品はやっぱり好きだ。2013/09/11
ハルト
5
三十年ぶりに再会した恋人同士の間で交わされるメールのやりとり。ふたりの最後の冒険で起こった不可思議な出来事。そこに至るまでの思い出を語りながら、互いの考えを睦言のように告白のように紡ぎ議論させていく。男性の自然科学的見地と女性の超自然的見地。真っ向から対立する二人の意見の重ね合わせの先にある結末。心情としては女性のご主人にいちばん共感したかも。なんとも気の毒というか。女性の考え方がスピリチュアル寄りすぎて、いまいち共感しづらかったです。でも最後、そう終わるなら再会が後悔になりそう。2013/05/01
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