スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編

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スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編

  • ISBN:9784761268947

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内容説明

経済はむずかしい。簡単に理解できる本はないだろうか。
 こんなことが言われるのは、日本だけではないのですね。アメリカでもしばしば聞かれる声だそうです。では、それに応えよう。こうして生まれたのが、この本です。

 著者のティモシー・テイラー氏は、経済学者。アメリカ経済学会発行の雑誌の編集に長年携わってきました。全米各地の大学で経済学の講義も担当し、スタンフォード大学とミネソタ大学では「学生が選ぶ講義が上手な教師」の1位を獲得しています。

 アメリカの有名大学といえば、東はハーバード、西はスタンフォードです。極めて優秀な学生たちが熱狂したテイラー先生の講義とは、どんなものだったのか。この本で体験してみましょう。その教え方のうまさは、実際に本文を読んでいただければ明らかです。
 経済の基本を、身近な具体例を引きながら、鮮やかに説いていきます。

目次

経済学の考え方―どのように身につければいいのか
経済学とは何か―だまされないために、経済を学ぶ
分業―1人では鉛筆1本つくれない
需要と供給―ピザの値段を決めるのはピザ屋ではない
価格統制―家賃の高騰はふせげるか
価格弾力性―タバコの値上げは誰のためか
労働市場―給料はどのようにして決まるのか
資本市場―どうして利子を払うのか
個人投資―老後のために知っておきたいこと
完全競争と独占―企業にやさしい市場、厳しい市場
独占禁止法―競合企業は友であり、顧客は敵だ
規制と規制緩和―何が電話を進化させたのか
負の外部性―見えない環境コストを可視化する
正の外部性―技術革新のジレンマ
公共財―道路も消防もすべては商品
貧困と福祉―魚を与えるか、釣りを教えるか
格差問題―不平等はどこまで許されるのか
情報の非対称性―保険がうまくいかない理由
企業と政治のガバナンス―誰も信用してはならない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ito

42
マクロ編がよかったので、ミクロ編も期待して読んだ。前半はミクロで取り上げられる需要と供給や価格弾力性が取り上げられている。後半は米国の社会保障制度等の事例が多く、ミクロ経済学の論点とは違う感じがした。著者が指摘する、政府の行動を監視する枠組みとしての機能は果たしているだろうが、ミクロで取り上げられるポイント等が少なく物足りない。マクロ編の方がよかった。2013/11/27

ちゅんさん

37
ひたすら余分な知識や著者の主張を削ぎ落として書かれているのでスラスラ読めてわかりやすい。経済初心者にはうってつけの一冊ではないか。これはマクロ編も読みたい。2022/03/05

かわうそ

26
需要と需要量、供給と供給量の違いを理解すること。そして、そのうえで需要・供給の曲線と価格の弾力性をベースとして経済を見ていくことが大切。例えば、タバコは値上げがされても価格の弾力性が極めて低いため、さらには代替物も少ないため需要は下がらない。食費の3倍を下回るのが貧困の基準であったが、年々、食費が下がっており、食費で貧困率を測るのはかなりナンセンスかもしれない。2022/05/28

かわうそ

22
何年か前に読んでもう一度、経済学の基礎を復習しようと思って改めて読んでみたが相変わらずわかりやすい。価格の弾力性と需要と供給曲線をよく理解することが経済学を知ることにおいて最も大切であるということを再認識できた。2022/03/05

Shinya

22
かなりわかりやすい本だと思う。グラフや図表もほとんどなく文字だけでの説明だがエッセンスはつかめる。 経済学から貧困や格差、ガバナンスの問題も説明されてて、いろんなテーマに手を広げたくなった。 オーディオブックになると便利だと思う。2018/01/23

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