考える生き方 - 空しさを希望に変えるために

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考える生き方 - 空しさを希望に変えるために

  • ISBN:9784478023235
  • NDC分類:914.6

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内容説明

「極東ブログ」を主宰する人気ブロガーの・finalvent氏の第一作。1980年代の振り返りから始まり、就職、結婚、沖縄への移住、子育て、難病、そして生涯を支える学問と思索について綴る。読後に得られる「人生への明るい諦観」は今の時代に相応しいものであり、特に同年代(50代)の読書家に強い共感をもって

目次

第1章 社会に出て考えたこと
第2章 家族をもって考えたこと
第3章 沖縄で考えたこと
第4章 病気になって考えたこと
第5章 勉強して考えたこと
第6章 年を取って考えたこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

255
著者のこれまでの経歴は本書を読むまで知らなかったが、いきなり文章が始まる構成が気になって手に取った本。1人の人間がここまで自分の人生を赤裸々に語れるというのもすごいなと思う。からっぽだったという著者の人生も周りから見れば面白い人生だし、私もここまで思索して生きているだろうかと自問自答したい。しかしハゲの話は最後の方でも笑える内容で飽きさせなかったのも印象的。2019/01/13

えちぜんや よーた

73
表紙を見ればお気づきでしょうが、 本書はいきなり本文から始まっています。 そのまま、最後まで、挿絵なども一切出てこず、 著者の思うところがつらつらと書かれています。 特に筋道を立てた文章ではなく、どこのページをめくっても、 そのめくったところから、読み進めて行くことができます。 また読んでいて、特に結論もなく、 話が突然終わったりすることもあります。 本書は、書籍としてはエッセイに分類されると思いますが、 エッセイというよりブログと言った方が良いかもしれません。2013/05/28

うっかり呑兵衛

14
公共図書館。ブログを読んでいたわけではないが、著者が還暦後に放送大学の大学院に入って学んでいると最近なにかで読んで、その学への姿勢を知りたくリストアップしていた。その半生も面白かったが、やはり「第5章 勉強して考えたこと」が響いた。著者のリベラル・アーツ観や、「知るということ、それ自体が楽しい。子どものころは、ほとんどの人がそうだった。それをいくつになっても維持していくようにするのが勉強ではないかと思う(P282)」という観点は自分でも持ちたい。2023/08/27

もよ

14
共感を持って読みました。一般的に、こういう回想録みたいなものは何らかの意味でとても変わったことをした(偉業か罪悪)人が書くものだが、著者は、そういう意味ではとても「普通」の人だ。普通だけれども、教養豊であり、そしてタイトルの通り常に自分の頭で「考え」て「生き」て来ており、その様子が身に染みる。2015/05/30

ツキノ

12
図書館の利用者さんの返却本。わたしは本の外側を見た瞬間、著者を女性だと思い込んでしまった。若い頃の仕事の変遷あたりから「あれ?」と思い、「長男」「おっさん」と出てきてあぁ、男性だったか、と気づいたのだった。なんでだろう。こういう女性がいてほしい、という願望だろうか。家族、育児、沖縄の文化論、多発性硬化症という難病のこと、勉強方法、ICUの教育方法、リベラル・アーツについて、言語学、歴史学、加齢、そして禿げることについて。いやぁ、もう、読み応えがあった。 2015/02/12

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