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内容説明
彼はなぜ、完全菜食主義者にしてウルトラマラソンの王者に君臨し続けたのか?ベストセラー『BORN TO RUN』に登場し、世界中のランナーを魅了しつづけるランニング界の「生ける伝説」が初めて明かす、食べること、走ること、そして生きること。極限を求め続けたランナーの魂の彷徨、ニューヨークタイムズ・ベストセラー!
目次
いっぱしの男―バッドウォーター・ウルトラマラソン 2005年
「とにかくやるんだ」―ミネソタ州プロクター 1980年
自分のために―カリブーレイク大会 1986年
「痛みは痛いだけ」―アドルフ・ストアの往復 1990年
ケーキ野郎のプライド―ダスティと走る 1992~93年
ヒッピー・ダンの知恵―ミネソタ・ヴォイアジャー50マイル 1994年
「痛みは耳から追い出せ」―ミネソタ・ヴォイアジャー50マイル 1995、96年
ビッグバードたちの攻撃―エンゼルズ・クレスト100 1998年
静かな雪、秘密の雪―ウェスタンステーツ100のトレーニング 1999年
危険な調べ―(さらなる)ウェスタンステーツ100のトレーニング 1999年〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
67
スコット・ジュレク。素晴らしい。BORN TO RUN でお馴染みのウルトラマラソンのランナー。幼い頃から苦労したようでその時の「とにかくやるんだ!」が原動力になっている様子。普段20km程度走ってる自分はそれなりに走ってるとは思うけどスコットからしたら大人と赤ちゃん程の差がある。自分はフルマラソン以上の距離に今は興味が無いけどスコットのタフさや穏やかな人柄、勤勉さは心動かされる物がある。野菜が高騰している現在の日本においてヴィーガンはちょっと現実味が無いけど興味はある。速くなりたい。★★★★☆2018/04/25
yomineko@猫と共に生きる
54
24時間マラソンやウルトラマラソン、スパルタスロンを走破するヴィーガン(完全菜食主義者)のスコット。出て来るレシピが本当においしそうです!私も走りたくなりましたが、普通のマラソンでさえ、完走する自信ゼロです。本当に凄い人がいるものです。しかも、野菜しか食べないでこれだけの偉業を達成するとは!!!2020/11/07
やてつ
31
著者はヴィーガンのウルトラランナー。共感できる言葉多し。12 準備不足は自己虐待に等しい。201 自分の望んだものが得られたかどうかで自分の価値が決まるわけではない。自分の目標にどう向かっていったのかで決まる。237 ウルトラを何故走るか?→「怪我は最高の先生」。244 耐えられないほど痛いと思っていても、そのまま続けるといずれはどうってことはなくなる。ウルトラではそんな復活を三回も四回も経験する。2015/11/24
鈴木拓
21
ウルトラマラソンをトップレベルで走るランナーの在り様から学ぶものが多くある。ランニングだけでなく、人生のあらゆることは、日々の小さなことの積み重ねでしかない。単なる偶然はなく、素晴らしいことが起こるのは、それまでの過程があるからである。走ることだけでなく、生きるうえで「考えること」の大切さを学ぶことができる貴重な一冊である。2022/08/05
soriiieee
21
伝説的なウルトラ・トレイルランナーであるスコット・ジュレクの自叙伝。捻挫していながらも走りきる姿勢。体から発する棄権シグナルとうまく折り合いをつけること。単純に走ることを楽しむこと。ランニングの本として読んだけど人生でも使える思考がたくさん。とりあえずこれから走りに行ってこよう。2019/06/22