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内容説明
人生とは何なのだろう。自分の歩むべき道はどこにあるのだろう。はたまた、これまで自分が歩んできた人生はこれでよかったのだろうか。行く道を按じ、来た道を振り返る。誰もがそんな思いを抱えながら生きているのではないでしょうか? 本書では、家族、人間関係、生と死……人生の苦難に遭遇した時、われわれはどう処すべきか。禅の教えから人生をよりよく生き抜く知恵を授ける。内容例を挙げると、選択肢が少ないのは幸せなこと、結果などを考えずに「発心」を信じる、曖昧という変幻自在の心をもつ、あなたの命はあなたのものではありません、絶望を受け入れてこそ希望の光が灯る、等々。人間はどうしてこの世に生まれてくるのか。この世で為すべきことは何なのか。生きていることにどんな意味があるのか。ベストセラー『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』の著者が贈る、立ち止まった時に進むべき指針。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
52
黄金大地は足下にある。その考え方が禅の思想の中でも大切な気がする。どこかに素晴らしい場所、もしくは物があるのではなく「ここ」こそが黄金大地である。そうなるように感じられる謙虚な気持ちで毎日を懸命に生きる。言葉にすればシンプルだけどそれが難しくまた大切なんだと感覚として実感しつつある。その辺りの考えの後押しをしてもらえた気がする。自分は今この世界が涅槃だと感じている。数ヵ月前は某新型ウイルスに翻弄される世界、自分に絶望しかけたけど今は違う。世界は変わっていないけど見え方は変わった。ここは涅槃。★★★☆☆2020/10/28
KAKAPO
40
>生きる上では、基本の繰り返しが何よりも大切だということなのです。そして基本的なことを長年にわたって繰り返すことで、知らぬ間にプロフェッショナルになっている……。現代社会では、徹底的に効率を追求することが良いことだと言われます。モノや作りはもちろん芸術すら、長年の修行で技を習得して、同じものを作り続けたり、演技をしたりする人が少なくなる傾向があるような気がします。しかし、効率を追求した結果、生まれたモノやサービスは、私たちの生活を便利にすることは出来るでしょうけれども、心を満たすことは出来るのでしょうか?2019/02/02
ケロコ
34
『心の支度をする』の章が深く心にしみた。今を大切にするという、禅の教えを胸に生きていこう。人が本来持っている力を最大限に引き出し、引き出すお手伝いをしていこうと思った。枡野先生の本はどれもこれも基本的に書いていることは同じ。ぶれないのは根っこが禅の教えだからであろう。色んな切り口で心に刺さる。繰り返し枡野本を読んでいきたいと思う。2015/06/26
ばりぼー
27
人生の選択肢は、歳を重ねるごとに確実に少なくなっていく。五十歳、六十歳を過ぎてくれば、これからできるであろうことは限られてくる。しかし、選択肢は少なくなるが、ゼロになってしまうわけではない。そしてその残された選択肢の中にこそ、本当に自分に合った生き方があるように思う。そういう意味では、選択肢が少ないことはマイナスなことではなく、むしろ幸せなことではないか。不要な情報に振り回されることなく、自分ができること、自分が本当にやるべきことが明確になってくる。目移りしない自分らしい生き方ができる時期でもあるのだ。2020/02/24
てふてふこ
11
目から鱗が落ちる!といった言葉は無かった。人間含め全てに思いやりを持ち、シンプルに生きる。真面目過ぎで自分の首を絞めている人にお薦めです。2013/05/19
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