内容説明
自己啓発の世界的名著、エマソンの「自己信頼」が、ついに【超訳】で登場です。オバマ大統領の座右の書としても有名な本書は、混迷の時代を生きる現代人の心の羅針盤ともなる本です。ラルフ・ウォルドー・エマソンは、ニーチェやソロー、ボードレールのみならず、福沢諭吉や宮沢賢治、内村鑑三など日本の知識人にも大きな影響を与えたアメリカの思想家。170年以上も前に書かれた文章ですが、人間の真実に迫る言葉はまったく色褪せていません。さまざまな不安がうずまき、誰の言葉に耳を傾け、何を信じていいかわからない今、わたしたちを心の底から奮い立たせる内容となっています。「自分の心のうちに、絶対に信頼できるものをもつ」「人生は生きるためのもので、見せ物ではない」「真実に従って生きるなら、人生を無事に切り抜けられる」「自分自身以外に自分に平安をもたらすものはない」など研ぎ澄まされた言葉が心に迫ることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はな
27
自己信頼。自分を信頼する以外に、自分に平安をもたらすものはない…自分を信じて生きていこう。2021/07/04
かいてぃ〜
18
126ページしかないので、すく読み終える事は出来たが、少し難解に感じた。自己信頼そのものをもう少し丁寧に綴ってくれると、より腑に落ちると思う。この訳だけだと、自己信頼を自分主導とか悪く言えば自分勝手に取られかねない。熱さと真摯さは十分伝わってくるので、他のエマソン本も読んだ上で、再チャレンジしたいです。2017/05/05
江口 浩平@教育委員会
17
【生き方】 マーフィーの法則の本にエマソンの言葉が度々引用されていたため、気になって手に取った一冊。 和田秀樹さんの『自分だけはいつも自分の味方』に通じる内容だったが、本書からは「自己信頼に値するのは自立している人のみである」という辛辣かつ強烈なメッセージを受けた。他者の基準に自分をあてはめ、期待に応えようとする人生は、楽な人生なのだろう。だが、決して楽しい人生ではない。優しい語り口とは裏腹に、自分を貫く覚悟を問われている気がした。2017/07/16
日常茶飯事#1117
3
周囲の価値観、慣習、考え方に合わせるのではなく自分を貫き通す。配慮や気遣いが大切な世の中ですが、そればかりで疲れてしまいますね。エマーソンの自分の心に正直であるべきだという考えが沁みます。きっと当時のキリスト教の押し付けがましい在り方にウンザリしてたのではないかなんて邪推してしまいました笑。2022/10/28
助作
2
自分の出来に余程の自信がないとこうは言えない。でも一度きりの人生を完全に全うするには自己信頼は不可欠。まず自己信頼に値する人間になる必要があるよなーと思いつつ読了。2025/05/25