文春文庫<br> 吉原暗黒譚

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文春文庫
吉原暗黒譚

  • 著者名:誉田哲也
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 文藝春秋(2013/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167780050
  • NDC分類:913.6

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内容説明

江戸の吉原で黒い狐面の集団による花魁殺しが頻発。北町奉行所の貧乏同心、今村圭吾は花魁たちを抱える女衒に目をつけ、金で殺しを解決してやるともちかけた。一方、大工の幸助は思いを寄せていた裏長屋の華、おようの異変に気づき過去を調べ始める──。「姫川」シリーズの著者初の時代エンターテインメント。謎あり、恋あり、活劇ありの<江戸時代版警察小説>登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

271
誉田さんが初めて挑んだ時代小説。お江戸の不夜城、男の肉欲と女の欺瞞が渦を巻く暗黒桃源郷『吉原』でこのところ花魁殺しが連続で起こっている!犯人連中は謎の『黒い狐の面』を被った集団。追うのは北町奉行所の今村圭吾。この男今一つぱっとしないが、分け前目当てで手伝う彩音がなかなか妖しい魅力がある。もう1人の主人公おようは、幼き頃から父親に苛められ虐げられ、挙げ句に狐面達に家族を奪われた過去を持つ美しき女。容易に先の展開が読める。但しそこはさすがに誉田さん、仕掛けにまんまと嵌まりました。少しエロとグロあります‼️🙇2019/08/23

ミカママ

151
へー誉田さん、時代物を書いていたのね。ところどころ今日の作風に通じるものはあったけれど、初期の作品ということと、時代物ということで読むのに時間がかかってしまった。今村圭吾じゃなくて、くノ一の彩音が主人公で読んでみたかったかな。2013/09/15

再び読書

145
誉田氏の時代ミステリーって感じですが、意外と時代感は薄く感じる。おゆうの多重自覚には終盤に気付いたが、黒幕は誰?と考えるとわかるはずだが、流し読みの為、わからなかった。まあ、確かにに少し軽めのミステリーなのかな?と思う。誉田氏の作品としては、可もなく不可もなくというレベル。これからも積読の誉田作品を読み進めいきましょう!2015/04/26

モルク

105
妖シリーズのスピンオフ。著者初期の作品であり初の時代小説。吉原で花魁が狐面をかぶった連中に次々と殺される。それを追うのは同心今村と元花魁で今は髪結いをしている彩音。彩音は忍者の末裔だそうで、その忍者は妖シリーズの紅鈴が関係をもったということなので、それならば彩音にもっと活躍してほしかった。純愛あり、少しエロもある。これはこれでいいのだが妖シリーズとの関連を期待して読んだ者としてはちょっと物足りない。2023/06/06

H!deking

103
おー、めちゃくちゃ面白いな。誉田さん初の時代劇。エロとグロも程よく、コメディとミステリーのバランスもちょうど良かった!これは続編読みたいなー!2020/08/11

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