学校では教えてくれない日本史の授業

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学校では教えてくれない日本史の授業

  • 著者名:井沢元彦
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • PHP研究所(2013/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569679594
  • NDC分類:210.04

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内容説明

学校の授業や教科書では、真の歴史を学ぶことはできない。なぜなら、そこには「長いスパンの中で歴史的出来事の意味を考える」という最も重要な視点が欠けているからだ──。そう主張する著者が、学校では絶対に教えてくれない「真の日本史」を懇切丁寧に解説。○奈良の大仏は「捨てられた」○『源氏物語』は鎮魂の書である○徳川綱吉は天才的な政治家だった○「江戸の三大改革」は“改革”ではない○幕府の「卑劣」な外交がペリーを呼んだ……独自の視点で解き明かされる日本史の「真実」は、まさに目からウロコ!「学生時代、歴史が苦手だった」という人こそ必読の一冊。「誰もが『徳川綱吉は悪将軍だ』と言います。はっきり申し上げますが、この認識は間違いなのです。綱吉はなぜ『生類憐みの令』を出したのか。それは、当時の日本に蔓延していた、戦国時代以来の、人の命を軽視する殺伐とした空気を変えようとしたからでした」(本書「序章 日本史理解のキーポイント」より抜粋)

目次

序章 日本史理解のキーポイント―なぜ学校の教科書では歴史は理解できないのか
第1章 なぜ、徳川幕府は滅亡したのか―貴穀賎金と鎖国から脱却できなかったトップリーダー
第2章 「大和朝廷」と「和の精神」の謎―日本人は「みんな仲良く」が好きなのはなぜか
第3章 桓武天皇と藤原氏は怨霊を恐れていた!―なぜ日本では敗者がこんなにも称えられるのか
第4章 武士が天皇家を滅ぼせなかった本当の理由―なぜ日本人は軍隊が嫌いなのか
第5章 なぜ、日本人は無謀な戦争に反応できなかったのか―危機管理ができない日本人の大欠陥

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

113
2013/2/8 Amazonより届く。 2018/3/19〜3/30 教科書に書いてあるかどうかを基準に書かれた本書。著者のこれまでのシリーズの内容を踏襲したものであるが、ずっと書いているだけあって、説得力が増しているような気がする。通史をやっていない、との歴史の専門家への批判を歴史の専門家たちはどのように受け止めているのだろうか。議論をみてみたい。2018/03/30

ehirano1

76
異分野の方による「新しい説」は面白いですね。幕末の不平等条約を中学で習った時は、「なんで不平等?植民地帝国主義国の軍力に脅されたから?」と思っていましたが、こういう背景(本書をご参照下さい)も一要因なのですね。中には多少強引な説もありましたが、今後歴史小説を読む上でかなり有用な見解があったと思いました。2017/04/15

ソラ

39
逆説の日本史を読んでるので今回の内容はそのハイライトみたいな感じだったかなという印象。2015/04/09

saga

34
歴史というのは個人でいえば病歴書で、それを見れば日本人がどういう病にかかりやすいのかがわかる:という主張に同意。日本人の宗教観である怨霊・御霊、穢れ、言霊が歴史を語るうえで欠かせないというのも首肯できる。なかなか尖った筆致で書かれているが「~と私は思う。」という言葉で結ぶ場面が多く、著者はアウトサイダーなんだと思えてしまう。現在の史学界に一石を投じ、日本通史の研究者が増えてほしいなと思った。最終章の最後の頃は言霊にかこつけたマスコミ批判のような気もしたが……2015/02/11

AICHAN

28
図書館本。いちいちのことについて、とにかく「前置き」が長い長い。結論がなかなか出てこず、無駄に長い文章が続く。うんざり。そして、なんでもかんでも「怨霊信仰」「穢れ信仰」「言霊信仰」で片付ける癖のある井沢センセ。気持ちはわからないでもないが、ちょっと偏りすぎていると思う。でも、まあまあ面白い内容もあった。続巻は読まない。2017/05/21

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