内容説明
<魔界都市>から世界を破滅させる甲冑が盗まれた。<新宿>を統べるドクター・メフィストは、<新宿警察>の誇る屍(かばね)刑事に奪還指令を発した。メフィストが屍の相棒に指名したのは、善悪の感情がない錬金術師・ブロワ銀城。甲冑が持ち去られたのは長野県麝鏡市。重火器で武装し、西欧の魔女も味方する<無法都市>へ<魔界都市>の最凶コンビが乗り込んだ。
感想・レビュー
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走馬燈
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魔界都市の住人が“外”の世界で暴れる。爽快の一言。新宿警察『凍らせ屋』屍刑四郎の、この世の物理攻撃には無敵!な強さと時折見せる笑顔がたまらない。新宿から盗まれた恐ろしい鎧を取り戻すため、長野に乗り込む。そんな彼が、相手に魔導師がいた瞬間、もう次のシーンには捕まっているから面白い。まあ、相手がヌーレンブルクの一族だから仕方ないか。そしてその人外の敵に対しての相棒、錬金術師のブロア銀城怪異も癖があり、いい味を出している。面白コンビのチグハグさと新宿流が暴れる様がとても面白かった。2013/06/25