内容説明
永世棋聖・米長邦雄が、急逝までの四年半、毎週綴った珠玉の将棋エッセイを単行本化。数々の棋士たちと、思い出に残る対局はもちろん、恋愛・結婚から、酒やギャンブルでの失敗談まで語り合う。将棋を指す人も、指さないけれど興味だけはある人も、気軽に楽しめるのべ81話の「天才」たちの人間模様。昭和の棋界を代表する棋士であり、二十一世紀の将棋界の体制を作った著者、米長邦雄の生涯の決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
24
風刺とユーモア、温かみとおかしさが含まれた言葉が自然と出てきた升田幸三、「信仰と将棋の思考は同じくらいです」と言う敬虔なクリスチャンである加藤一二三、生瀬勝久と石井慧が好きだという女子高生棋士・里見香奈、棋聖戦でブレイク、自慢の弟子である中村太地。過去の棋士から、現在一線で活躍する棋士、期待の若手まで、裏話や珠玉の対局について書いた本。 2017/02/12
太田青磁
20
米長永世棋聖による将棋界の列伝ともいえる一冊。往年の大山、升田から電脳戦を沸かせた、菅井、永瀬といった若手、清水、里見といった女流まで81話がつづられている。会心譜もあれば痛恨の一着もあり、棋士の意外なエピソードも楽しませてくれます。先崎さんとのネクタイ交換、林葉さんとの掛け合い、中村太地さんへの激励と弟子との会話にもじんわりときます。電王戦対局の様子もあり、将棋連盟会長としての顔ものぞかせます。谷川さんの序文と羽生さんのあとがきでともに触れられている「米長哲学」に勝負師としての矜持が伝わってきました。2016/03/29
しーふぉ
18
大山康晴、升田幸三から斎藤慎太郎まで米長邦雄さんならではのエピソード。将棋棋士の魅力がたっぷり。2017/03/19
ArcCosine
14
全編通して米長節炸裂。米長先生の最期まで続いた連載という事で、人生の酸いも甘いも知った人間が綴った文章として読んでも面白い。最も、登場人物(?)たる将棋指しが皆個性的なので、面白さが倍がけされている感がある。2017/05/04
スプリント
11
とりあげられている棋士がバラエティに富んでいることと、米長先生の軽妙な文章のおかげで飽きることなく読みきりました。やはりプロ棋士の先生方は味のある方が多いなぁという印象を持つとともにギャンブルに凝る人が多いのは勝負師の性でしょうか。2015/01/15




