ハーレクイン 復讐のためのハネムーン

著者名：ジャクリーン・バード【著者名】/山科みずき【翻訳者名】

ハーレクイン（2013/02発売）

• ISBN：9784596128201

内容説明

セリーナは、唯一の肉親だった祖父の葬儀に現れた男性を見て驚いた。リオン――6年前、祖父のビジネス取引の一環として結婚したが、ほんの8週間でその結婚生活は終わりを告げた。私の寝室に若い男性がいたのをリオンが誤解したからだ。まだ愛していたけれど離婚し、2度と会うつもりはなかったのに……。だが祖父の遺言内容を知り、家政婦に何も遺されていないとわかると、そのお金の工面をリオンに頼むしかないことにセリーナは気づく。しかし、彼の答えは唖然とするものだった。祖父の会社の株を買い上げる代わりに、2週間、彼との地中海クルーズに同行するようにというのだ。■ハーレクイン・ロマンスの大人気作家ジャクリーン・バードの待望の新作です。過去の恨みを晴らすために元夫が提案したクルーズは、2人にとっていわばハネムーンだった！　作者らしい純粋なヒロインと傲慢なヒーローのこの恋の結末は？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[麻琴]

再読。ヒロインは誤解が元で一方的にヒーローから責められ離婚。6年後やむを得ない事情でヒーローにお金の工面を頼むと2週間のクルーズ同行を求められ…という話。ヒーローが傲慢で話を全く聞かないという、この作家さんの作品の典型的タイプで最悪。終盤、ヒロインが真実を突きつけて去っていこうとして漸くヒロインへの想いを自覚というお粗末。地球の裏まで追いかけて取り戻そうとする熱意はかうけど、権力乱用して部屋に侵入するのは犯罪だと思う。 ☆4

2015/09/04

[やまと]

本当に、どうしょうもないなヒーローでした。妹も自分の保身に走って最低です。 ヒロインが聡明な女性だったのが救いかな。納得はできなくても楽しく読めました。

2015/05/12

[はっつん]

とにかく偉そうで、人の話を聞かないヒーロー。目撃した場面が確かに誤解するわとは思う。だが、ヒロインを愛してるなら、別居でもいいのに、話も聞かず速攻に離婚。しかも、６年たってのお話。ヒロインがしっかりした人だけに、ヒーローの馬鹿さ加減が目立つ。でも、クライマックスでヒロインが真相をブチまけたり、ヒーローのビジネス相手の本質、ビジネスに対する姿勢を非難するところは気分爽快だった！ここにきて、やっと自分の気持ちに気付くなんて。ヒロインが信じられないのは、すごくわかる。

2016/04/02

[Ogicch]

ド定番の流されヒロイン。しっかりしてそうなのに、何故にこうもヒーローに弱いのか？周りにロクな男がいないのも、気の毒だが、クズ系男子引き寄せ女子だったな。ヒーローはもっと懺悔、反省すべし。犯罪者と商売しても我が身に関係なければOKとは！こいつはイカン。

2017/07/19

[MOMO]

最低な兄妹だったわねぇ。人の話を聞こうともしなかったリオン君も問題だけど、彼が怒るのは、まだわかる。でも、アイリスちゃんのあの態度って・・・己の保身のためならで、兄の結婚生活をぶち壊したってかまわないとはねぇ・・・で、自分はさっさと結婚して幸せになってるんでしょう？冗談抜きにひどいわ。おまけに、じいちゃん、いったい何がしたかったんだぁ？？と、周りの人間がとんでもなかっただけに、セリーナちゃんの強さや賢さがよけいに引き立ったような気が。特に去っていく彼女の強さは好きよぉ！

2013/05/08