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内容説明
60~70代での文学新人賞受賞者が急増中だ。その多くがリタイア後に、本格的に執筆を始めている。実は、出世できない人ほど小説家に向いている。自己顕示欲が強く、哲学的疑問を持ち、社会に不適合であることは、作家として重要な資質だからだ。現役時代にタネを仕入れ、時間が自由になる定年後にデビューすることこそ、理想の第二の人生。自身もサラリーマン経験を持ち、プロ作家を多数養成してきた著者が、その戦略とノウハウを伝授。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びす男
80
「物語の世界は虚構であるが、そこに人間性の真実がちりばめられているので、読者がカタルシスを得るのである」。2017/10/18
山田太郎
31
やたら字がでかい本だ。60歳向けの本ってこともないと思うが。内容はフツー2013/03/21
ちばと~る
29
森村誠一大先生の小説家になるためのHowTo本。小説家になったらこんなにイイコトばっかりよ〜とバラ色の未来が描かれてますんで、ぼくもがんばろうと思います。ホテルマン時代に売れっ子作家先生のカンヅメ部屋に侵入〜て犯罪っすよ〜w直木賞歌手のN氏って火垂の墓のあの先生っすか???初版しか売れなくても結構印税がっぽり?でも重版されると不労所得で税金がっぽり???勉強になったぽ〜2013/05/13
しん
18
60歳で定年を迎えた後は、サラリーマンとは違って自由な小説家になるのもこんな良いことがあるんだよという本。小説家であるがための苦労みたいな話はほとんどなくて、こんな感じであっさり小説家になれるものだろうかと感じる面もあります。タイトルからすると興味のある人しか読まないでしょうから、こういう本で良いかも知れません。当然のことですが、この本を読めば小説を書けるようになるかと言うと、そうではなくて参考になる程度です。2013/04/13
ばりぼー
17
現在の自分を、最も老いていると感じるのは、過去だけしか見ることのできない人間である。だが、未来に目を向ければ、今の自分が最も若い。60代の人間には、それぞれの人生経験を積み重ねてきた蓄積がある。最終学校を出てから三十余年もの期間を会社や組織に尽くし続けてくると、大抵の人は「人生一毛作」に飽きてきて、方向転換をしたくなる。小説家は、能力さえあれば、資本金がいらない。組織から自由にスライドしやすく、これは大きな起動力になる。「余生」を誉れある「誉生」として生きるために、新しい未知数に挑戦すべきではないか。2021/04/24