内容説明
イヌとネコを合わせると2,000万頭以上が飼育されている、といわれているペット大国日本。街のペットショップなどに行けば、小型の哺乳類や爬虫類、鳥類など珍しい動物まで売られています。
お金さえ出せば、飼いたい動物も飼えてしまうこの時代……。どうせ飼うならば、あの憧れの動物を飼ってみませんか。
チンパンジーやゾウ、パンダ、ペンギン、トラ、サイ、ワニなど、憧れの動物の“本来の生存環境に適した”“動物が快適に過ごせる”飼い方を提案。動物の入手法から必要となる飼育施設の建設費等のデータも紹介しています。
本書を読んで、夢のペットとの生活の第一歩を踏み出しましょう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
75
飼育方法も変にリアルなところがあざとく癖のある一冊。絵のタッチが昭和ヒーロー系なのもいい。2017/07/16
GAKU
64
動物園でしか見る事の出来ないトラ、サイ、像、コアラなどの誰もが知っている野生動物から、幻の特別天然記念物イリオモテヤマネコ、今まで飼育不可能とされているホオジロザメまで、これを読めば入手方法から、飼い方までが分かります。この本良かったですね。ニヤニヤしながら読んでいました。私としてはパンダの章が最高でした。何といってもパンダの入手方法が秀逸です。しかし単なるお笑い本ではなく、安易にペットを飼い、あきたら棄ててしまうような人達へ、生き物を飼うという事がどれだけ大変かという警鐘にも感じました。⇒2017/06/25
ユカ
47
読友さんが読まれていて、図書館で。すごくおもしろかったです。タイトルをみると、レアもの好きの単純な好奇心が刺激され、一方で方々の団体から動物虐待と指摘されかねないのですが、著者の目的は真逆のところ。仮に人間が野生動物を飼育するとして、その動物の生態にあわせて命をつなぐことに、どれだけ莫大な労力を払う必要があるのか、どれだけエゴであるのかをやさしく諭してくれる本です。この本の読書を通して、あなたは犬や猫が随分と人間の生態に合わせてくれていることを感じ、彼らの存在に大いなる感謝の念を抱くことでしょう(笑)。2017/07/23
鱒子
37
図書館本。笑った!すごく面白い! 安易な考えでペットを飼うことに警鐘を鳴らす、真面目に不真面目な本です。飼うのが無理なはずの野生動物をいかに飼うかーーという内容で、ペットを飼うために設備を整えるのはもちろんのこと、悪の組織を立ち上げたり、建国したりと、大変です(^◇^;) イリオモテヤマネコの飼い方は予想の斜め上でした(^Д^) 2017/06/23
鬼灯の金魚草
31
最高の1冊!普通なら飼うことの出来ない動物を飼う為の指南書。読んでるとお金さえあれば出来るかも、と思わせてくれるが、実現不可能である。自宅を改装するのに7億はないわ〜。中でもチンパンジーの力の強さにびっくり。作者の生き物に対する愛情を感じる。ワニ飼うのに悪の組織のボスにはなりたいけど無理ね〜。2017/08/04