内容説明
人生に悩んでいる人は、キリスト教絵画を見れば癒すことができる!『最後の晩餐』には、自分を犠牲にする生き方が。『受胎告知』では、理不尽に打ち勝つ勇気が。『サロメ』には恋の陥りがちな罠が。『三位一体』では家族関係の絆が描かれている。 これらの絵を紹介しながら、説教上手な若手神父として多くのファンを集める著者が、生老病死に恋、仕事、生きがいなどの、生きるヒントを解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akubinaka
6
神父でもある著者が、まるでラジオのリスナーからのお悩みに答えるナビゲーターのように優しく宗教画を解説してくれています。「アンパンマンはキリストだ!」の切り口は、弱ってる人へ自ら降りて近寄っていき顔を差し出し食べさせそれでもジャムおじさんのパン工場で復活するからという解釈で府に落ちました。肩肘はらず読みやすいく、宗教画の知識も学べます。2020/04/04
keycat0314
5
宗教画の美しさに心癒されます。できれば全部カラーで見たかったです。ユーモアのある優しい語り口で書かれていて、すらすら読み進めることができました。辛くなった時に再読したい本です。2013/09/26
牧神の午後
5
表紙をめくると名画の背景に「アンパンマン=イエス」や「神VSイエス=星一徹VS飛雄馬」な大爆笑な煽り。芸術・絵画論ではなく、宗教画を肴にした説教の趣。「嫉妬に苦しんでいる人へ」のように〜〜な人に対して、宗教画とそれにまつわる聖書のエピソード、著者の宗教家としての考えを語っているのですが、内容も口調もざっくばらんで親しみが持てます。紹介されている絵画が、口絵以外はモノクロなのだけが残念でした。2013/08/23
エイドリアン
4
キリスト教ではないけれどこの本に出てくる絵画を見て癒やされたくなりました。ゆったりと読むことが出来る本です。2013/02/20
やん
3
某図書館の美術関連棚を見ていたら目にとまった。安直なタイトルだなあと思って手に取ると、カトリックの司教(神父さん)が書いたガチのやつだった。神父さんが宗教画を解説するという今まで読んだことのない本で、絵に対する理解が深まるだけでなく、普段の生活にも活かせるキリスト教からのヒントをさりげなく与えてくれる。適量のユーモアがあってとても読みやすい。「お父ちゃん、俺はやったよ」「でかした」や「復活!」が特に好き。それにしてもこの某図書館は蔵書数がそれほど多いわけではないのに県内の他の図書館にはない本がよくある。2022/09/04
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