角川ホラー文庫<br> ラスト・メメント 死者の行進

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角川ホラー文庫
ラスト・メメント 死者の行進

  • 著者名:鈴木麻純
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041006641

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内容説明

写真家の遺児の元に現れるお化けの正体、老実業家の奇妙な遺言ゲーム、亡き恋人からの最後のプレゼントの行方……。和泉の鑑賞眼が遺品の謎を解き明かす!生と死をつなぐミステリ・エンタテインメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

75
ホラー文庫だし、このタイトルだし、もっとオカルト系だと思った。遺品蒐集家と称し、遺品から持ち主の生前の思いを〈鑑賞〉する偏屈な青年。その能力のおかげで残された人に気づきや癒やしがもたらされる。彼が集める一連の絵画シリーズ、父母のこと、怪しい葬儀社の透吾と万里などとりあえずお披露目の第1巻。次から面白くなる。のかな?2019/08/11

カナン

32
遺品から死者の想いを読み取ることが出来る鑑賞者である和泉。セドレツ納骨堂の髑髏のシャンデリアのレプリカの下に転がるシーンや故人の意識を辿る和泉の描写は静謐でさぞ優美だろうが、お約束というかやはりというか、繊細で甘やかな生死の狭間を彷徨う主人公の前に現れるのは他人のパーソナルスペースにずかずかと入り込んでくる騒々しく空気の読めない直情型ヒロイン。もうこの邪魔でしかないタイプはうんざりなのだけど、和泉を更に混乱させる胡散臭い葬儀屋の透吾が出てきたおかげで読み終えることが出来た。続きは透吾が出るなら読むかな…。2015/09/26

秋製 

29
連作短編形式。シリーズ物。 遺品蒐集を趣味としている高坂和泉。彼は「死者の行進」と呼ばれる様々無をモチーフにした絵画を集めていた。その中の一つを持っていた写真家と取引をして手に入れるはずが、彼が急死したことで自宅へと赴くことに。そこで出会ったカメラマンの国香綾乃。和泉は不思議な能力を持っており、本人曰く故人の想いを「鑑賞」する才能によって故人に纏わる謎や残された者達の心のしこりをも解いてゆくことになる。2013/06/04

じゅんぢ

16
登場する人物、主人公以外あまり好きではない。それと、物語のもり上がるポイントがいまいちよくわからない。2017/08/03

紅羽

12
中々掴み所がない感じの作品ですが、遺品を巡る不思議なお話は面白かったです。無気力で人付き合いが苦手な遺品収集家の主人公、和泉とそれを補うかのようにやる気に満ちた賑やかな彩乃とのやり取りが楽しかったです。 ぐいぐいと引っ張っていき、強引に和泉の世界を広げる彩乃、この二人をもう少し読んでみたい。そんな気になりました。2013/02/19

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