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内容説明
3年3ヵ月に及んだ民主党政権から、ふたたび自民党が政権与党に復帰しました。そして総理大臣の重責は安倍晋三氏が再び担うことになりました。戦後では吉田茂以来2人目、64年ぶりの総理の再登板です。長引くデフレからどう脱却するのか、緊張がつづく外交・安全保障問題にどう対処するのか。こうした疑問に答えた月刊「文藝春秋」1月号掲載の政権構想「新しい国へ」は、話題を集めました。本書『新しい国へ──美しい国へ 完全版』は、2006年に刊行した50万部を超える大ベストセラー『美しい国へ』に、この政権構想を増補した、新装完全版です。
目次
第1章 わたしの原点
第2章 自立する国家
第3章 ナショナリズムとはなにか
第4章 日米同盟の構図
第5章 日本とアジアそして中国
第6章 少子国家の未来
第7章 教育の再生
増補最終章 新しい国へ
1 ~ 1件/全1件
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行雲斎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
66
増補部分のところだけ読んだが、外交問題の問題の根源は全てつながっているのだなと思った。2013/01/26
佐々陽太朗(K.Tsubota)
57
本書の中で最も重要なのは「第四章 日米同盟の構図」と「第五章 日本とアジアそして中国」だろう。そこに記された考えを基に2015年の安全保障関連法(集団的自衛権行使容認)を成立させ日米同盟の強化を図った。また「自由で開かれたインド太平洋構想」を自らビジョンとして民主主義諸国に提示し、諸国の賛同を得たこと。この構想が後にQUADとして実現しつつある。これらのことは日本国内にとどまらず、世界における安倍氏のレガシーであろう。ひょっとして世界で安倍元総理の評価が一番低い国は日本ではないだろうか。腹立たしいことに。2022/08/29
燃えつきた棒
41
この本を手に取ったのは、「特捜部Q カルテ64」のクアト・ヴァズ➡︎杉田水脈➡︎安倍晋三との連想からだが、「燃えあがる緑の木 」からの「救い主」➡︎人民寺院➡︎サギ師➡︎政治家との連想もここに帰着した。 2019/09/18
壱萬参仟縁
39
安保条約は日本をアメリカに守ってもらうため なのに、反対する人たちの気がしれない。 祖父岸信介の孫の晋三は、 真顔で信じていたのだろうか? いざというときには守ってはくれない。 なのに思いやり予算。 そっちの方がおかしい。 拉致被害者8人は生きている(54頁)。 のであれば、頑張って横田さんらの 帰国を交渉していってほしい。 しかし、総理として、当時再チャレンジ できる社会を、とか言っていた手前、 ご自身が実践するとは思っていたろうか? 人が変わったように前のめりなのも困るぞ。 2014/06/01
おかむら
38
そういえば安倍さんの本を読んでなかったと思って「美しい国へ」調べたら完全版ていうのがあったんでこっち借りる。内容は美しい国へにちょろっと前書きと雑誌「文藝春秋」の載った記事の再録付けただけ。もっと極右な内容かとおもってたらそうでもないけど、やはりいけすかないわー、家族観とか教育観とかさー。あと生い立ちがつまらん。やはり世襲のせいか政治家を目指す動機がうっすいのよねー。岸さんの孫ってだけだもんなー。あとその後の国会答弁とか見てるので本当に本人が書いたか疑わしい。ゴーストライターにだいぶ任せた感。2017/10/05