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内容説明
ウイルスのイメージは変わりつつある。ウイルスが生物のゲノムの中に入り込み、生物の進化にとって重要な役割を果たしてきたことが明らかになってきたからだ。さらに巨大ウイルスの発見で、ウイルス研究は新段階を迎えた。ウイルスとはどんな形をし、どんな種類があり、どんな働きをしているのか。インフルエンザやノロウイルスといった身近な存在に触れながら、新しいウイルス像を解説する。(ブルーバックス・2013年1月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
57
ウイルスを知るための入門書。門外漢には、専門用語が頻繁に出てくるのでちょっと難しい。ウイルスは、①細胞をもたない、②自己増殖機能がない、③ほかの細胞に入り込んでしか生きていくことができない「生物に限りなく近い物質」であるという。ウイルスがウイルスとして働くのに必要最低限の形は、核酸がタンパク質の殻(カプシド)に包まれたもの、それにエンベロープをもった複雑なものまである。ウイルスと生物は何が違うのか、ウイルス増殖のしくみ、ウイルスがどのように病気を起こすのか、ウイルスはどう誕生したのかを解説している。新しい2017/06/26
kaizen@名古屋de朝活読書会
28
#説明歌 ウィルスと共生生物DNA, RNAとアミノ酸群2017/09/13
トムトム
23
みんな、文明人らしくウイルスの事を知った方が良いと思う。この本、すごく分かりやすい!マスクでウイルスは防げない。ウイルスの存在を知らないヒト以外の全生物は、ウイルスを恐れることもない。新型ウイルスなんて、日々誕生している。ノロウイルスもすでに30種類ぐらいの型がある。1㏄の海水の中に、ウイルスは500万~1500万個存在する。空気中にもたくさんいる。ウイルスなんかそこら中にいるという事をしっかり知っていれば、ウイルスを恐れることはない!病は気から♪2020/02/28
karutaroton
16
ウイルスの感染する仕組み(吸着、侵入、脱殻、合成、成熟、放出)が分かったのが良かった。後半は著者の専門分野に入っていくので、興味ない私はイマイチ。ウイルスの感染を生殖細胞と対比するのはおもしろい。色々分からないからこんなことになってるんだろうし、ウイルス本はひとまず当面はいいかな。2020/04/18
fseigojp
13
タンパク質入門、巨大ウィルスと第四のドメイン、本著、この後、生物はウィルスが進化させた、細胞とは何だろう、となる2021/05/23