新人物文庫<br> 新選組一番組長 沖田総司の生涯

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新人物文庫
新選組一番組長 沖田総司の生涯

  • 著者名:菊地明
  • 価格 ¥806(本体¥733)
  • KADOKAWA(2013/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784404042880

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内容説明

かなわぬ恋を胸に秘めつつ、病に力尽きた新選組の若き天才剣士・沖田総司。その儚い生涯と印象的なエピソードはさまざまな形で創作物となり、いまなお新たなファンを生み続ける。本書は沖田家の系譜から江戸で迎えた最期の瞬間まで、残された史資料をたよりに「幕末の剣客・沖田総司」の真実の姿を探し出す。(カバーイラスト・スカイエマ)

目次

序章 沖田家(専称寺と墓碑 沖田家の系譜 ほか)
第1章 沖田惣次郎の日々(総司誕生 試衛館の所在地 ほか)
第2章 沖田総司京都の日々(浪士組の結集と編成 浪人組、入京する ほか)
第3章 沖田総司江戸の日々(最後の手紙 発病の記録 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつきネコ

13
著者の思こみや独断、古い説(芹沢鴨は古い説ゆえに考える必要あり)があるものものスゴい研究をしているんだな。子孫にあたる沖田要氏が総司に憧れがあり、総司研究の下地を作っていたのは驚いた。他にも山南敬介脱走は療養地から帰らなかった故の処罰だと言うのは納得できる。総司の縁者と戒名を考えて妻がいたのではないかのとか、勇の養女が総司に恋した話は周平の婚約者と言う話は新鮮でロマンチックだな。総司の女性関係も知りたい所だ。総司伝説がその後の沖田家と混ざりあっていく話も面白い。総司が気になる人は読んでも損はない一冊。2018/06/03

さくら餅

11
序章の沖田家は読みにくかったが後はサクサク読めました。思い込みに過ぎる所もありましたが(例えば芹澤が大和屋焼き討ちの理由など)総司の資料を纏めて読めるのは面白い。こうして纏めると総司の人柄に関して「剣が強かった」「冗談を言う」ばかり語られている気がします。本当に剣術の才能を持った明るい方だったんだろうなぁ。総司が最後を迎えた植木屋平五郎の家を断定していく様は胸が震えました。現在「伝 沖田総司逝去の地」の立て看板がある場所とはほんのちょっとだけ違う場所ですね(概ね同じといっても差し支えない位置ですが)2018/05/27

rei

9
沖田総司ってどの小説でも性格の白黒はあっても際立った、というか振り切った描かれ方をされてて、とことなく実在感が薄かった。私の中で。でもこの本を読んでなんかあらためて沖田総司という一人の存在に向き合った気がした。山南の切腹を郷里へ伝えた手紙とか最後に人を斬ったのは、とか発病の時期、恋、療養の場所、最期の場所・・・。脚色なしで追うと案外新鮮な総司を感じられた。もちろん、こうしたノンフィクションものでも著者の思いや、独自目線が入っていることは忘れちゃならないけど。あと、地図、地図が面白かった!2013/05/29

UMA

7
2つの史料の異なる記述のうち一つを安易に「誤記だと思われる」「思い違いか聞き取り間違いだろう」で片付けすぎではないか、と思わなくもないけれど、よくまとまった良著ではないかと思う。個人的に最終章、様々な年代・縮尺の地図を重ねて総司の死亡地点を特定したあたりはミステリ的興奮を覚えた。2013/05/13

しろろぞ

4
沖田総司に関する研究本。著者が一人なので当然、項目ごとの矛盾は少なくすんなりと読み進められるが自説に合わない部分はすんなり流しすぎな気がしなくもない。ただ出生は勿論、沖田家についてや新選組の沖田総司として関わった事件、没した場所など詳しく考察しているので沖田総司が好きな人なら一読の価値あり。http://memoria1.blog.fc2.com/blog-entry-74.html2013/08/05

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