ハーレクイン<br> 残酷な誘惑

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ハーレクイン
残酷な誘惑

  • ISBN:9784596929303

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内容説明

もう一度彼に会いたい、会わなければ、という思いに駆られ、オータムは名前を偽ってまでこのオフィスにやって来た。そして、4年ぶりにソールと再会した。堂々とした長身、黒い髪――どれもが目に親しい中で、色つきレンズのめがねだけが見慣れないものだった。あの事故のあと、オータムは彼の前から逃げたのだ。ここにいるのがわたしだと知ったら、ソールがどんな態度に出るか、考えただけでも恐ろしい。彼は交通事故で視力を失い、その結果、仕事も恋人もなくした。それらすべての原因は、わたしにあるのだから。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

22
再読。ヒロインへの復讐を企てたヒーローが探偵を雇ったり頭の中でどんなことを考えていたかをつい想像すると怖かった。だから導入部から読み返すことは少なくて、残り4分の3くらいを繰り返し読んでいる。復讐を綿密に計画した割にヒーローの行動は一貫性がない。ヒロインを実際に手に入れた時点で半分くらいは達成されていたと思われるし、ヒロインが真摯に償う意思をみせたことでほぼ満足していたのではないかと思う。それでもヒロインの痛みを思うと胸が締め付けられる。2016/02/08

ちゃろ

4
⭐⭐⭐ヒロインは、9才年上のヒーローに13才の時から想いを寄せていた。18才になったヒロインが大人になった自分を見てほしいという切ない想いをから取らせた行動が愚か。それでもヒロインのヒーローに対する罪悪感と思慕が伝わってきて切ない。2014/07/25

ぽこ

3
つらい過去があるばかりに誤解とすれ違いが生まれてぎくしゃくしてしまうし、自分が傷つくのを恐れるあまりに殻の中に閉じこもってしまうという悪循環が生まれて、お互いに求めあっているのに傷つけあってしまう二人が切なくてうるうるした。2014/04/29

糸車

2
どんなに憎まれていても一目ヒーローに会いたいと思うヒロインの思慕が胸に迫る。自ら復讐を受け入れるほどの罪悪感ってどんなものだろう。綿密に計画した復讐劇を実行しようとするヒーローも、実はヒロインにぞっこんな感じがしていい。冷たい顔を見せながらどうも実際にヒロインを手に入れた時点でかなり気持ちが揺れていたのではと思う。復讐ものってときにつぼに入ることがあって、胸が切なくなるようなふたりのやりとりを何度も読み返しました。2013/09/12

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