単行本<br> モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

個数:1
紙書籍版価格
¥2,750
  • 電子書籍
  • Reader

単行本
モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

  • ISBN:9784152093523

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

「モサド」――畏怖と敬意を込めてその名が語られるイスラエルの対外情報機関。世界最強と謳われるそのエージェントたちは、いかにして危険に満ちた任務を遂行してきたのか? スパイ小説の名手として知られるイスラエル人作家が、60年を超える歴史をひもとき、謎に包まれた真実に迫る。
世界を瞠目させたナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンの誘拐、「黒い九月」やヒズボラなどアラブ・テロリストとの果てなき相克、北朝鮮も暗躍したシリアによる核開発計画の阻止……。それら過去の作戦のみならず、近年の核兵器をめぐるイランとの秘密戦争の実態を描き、最終段階に入った両国の熾烈な戦いを丹念に追う。
イスラエルの歴代国家指導者、モサドの元長官やエージェントなど、多数の当事者への取材と最新の情報をもとに、国家存亡の危機を幾度も救ってきた秘密機関の全貌が浮かび上がる。本国イスラエルで一大ベストセラーとなった白熱のインテリジェンス秘録。

目次

ライオンの巣穴に一人で飛びこむ
闇世界の帝王
テヘランの葬儀
バグダッドの処刑
ソ連のスパイと海に浮かんだ死体
「ああ、それ?フルシチョフの演説よ…」
「アイヒマンを連れてこい!生死は問わない」
ヨセレはどこだ?
モサドに尽くすナチスの英雄
ダマスカスの男〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

19
ユダヤ人にとって悲願だった国家の建設。そして紆余曲折を経て成し遂げたそれをどんな手段を用いても守ろうとするイスラエルの諜報機関モサド。法律や人命などイスラエルという国の存在のためなら何の価値もないとばかりに彼らはありとあらゆる手段を取る。近代社会でもちょっと裏に回れば血生臭く野蛮な闘争が続いている。日本で平和に怠惰に穏やかに暮らす僕たちには想像が難しい世界だけれど、国を守るってのは根本的には彼らのようにそのためなら手段を選ばないってのが本質なのかな。2017/12/17

ふぇるけん

9
モサドとは、アメリカのCIA、イギリスのMI6に並ぶイスラエルの諜報機関である。そのモサドが数々の破壊工作や暗殺の作戦を行った記録。作戦もさまざまな偽装、変装のオンパレードで、敵国に一人で乗り込み、別人になりきって行動するという人間の精神は想像を絶するものを感じ、戦慄した。ただ、視点が西側目線で書かれており、アラブ諸国から見たときの正義はまったく異なるだろう。中東和平までの道のりの遠さをあらためて感じた。2013/04/04

ひびキング

8
子どもの頃からスパイ小説を読み、CIAよりKGBよりボンドよりも凄い世界一のスパイ機関モサドと教わって来た私です。ミュンヘンも劇場で観ました。そのモサド、創成期のスパイ戦からパレスチナと闘いの頃から暗殺集団に変貌してしていく様が興味深いです。そして終盤の舞台は2010年代。まさに今この時も彼等の闘いが続いている、という事実に極東の島国に暮らして毎日のほほんとしていることが幸なのか不幸なのかと考えてしまうのです。2015/05/20

ソウ

8
この本はヤバイ。ここ最近読んだ本の中でイチ押し。本当にあった話として凄惨な作戦が多数書かれているので、面白いといったら不謹慎かもしれないがメチャクチャ面白い。イスラエルとアラブ諸国との間でこれほどの暗闘が繰り広げられていたとはつゆ知らず。まるで北方水滸伝で描かれる致死軍と青蓮寺との戦いのよう。日本ではイスラム過激派のテロばかりが報道されるが、それ以上にイスラエルも相当な破壊活動を行っていることに驚き。我々一般人が知らないだけで、日本も周辺諸国に対して様々な工作を行っているのかもと思わず想像してしまう。2013/04/28

モモのすけ

7
日本も北朝鮮に対してここまで苛烈に対応すべきではないか?「どちらが大切なのかーー先に戦争を始めたのはイスラエルだと“非難”されないことか、それとも、持てる手段のすべてを使って国を守ることか?」2013/02/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6121683
  • ご注意事項