ディスカヴァー・レボリューションズ<br> もう終わっている会社 本気の会社改革のすすめ

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ディスカヴァー・レボリューションズ
もう終わっている会社 本気の会社改革のすすめ

  • ISBN:9784799312551

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内容説明

50社以上の起業や事業開発、投資育成の現場に直接参画してきたマッキンゼー出身のキャピタリストが、日本の会社とビジネスマンに満を持して説く、本気の会社改革のすすめ。
ここ二十年を超えて日本国家と日本の優秀な会社と会社人たちが見失った「ホンモノの三種の神器」を、本気で取り戻して会社改革をしようという挑戦でもあります。

ここで言う「ニセモノの三種の神器」とは、「選択と集中の戦略」、「中期経営計画の信奉」、「顧客第一主義」。この二十年以上、経営戦略の基本中の基本とされてきた三つの柱です。
えっ? それってどういうこと?
本書では、それら「ニセモノの三種の神器」のニセモノたるゆえんを暴き、ホンモノへの道を示します。

ただ、本書は、著者がプロローグで言っているように、経営陣や経営コンサルタントたちだけのための本ではありません。むしろ、そうではない人たちのためのものです。なぜなら、会社を変えるのはやはり一人ひとりの「個人」だからです。

著者曰く、「その個人がフォーマルな(つまりカチッとできあがった)会社の枠組みを(気持ちの上で)ぶっ壊して、ナナメヨコにつながるインフォーマルな(つまり原始的な好き嫌いのお付き合いの)組織(のような集まり)で、根こそぎ会社を変えていくのである。」

これまで、多くのビジネス書をお読みになってきた方々には、ある意味、爽快&痛快な、目からウロコの、まったく新しい視点を示してくれる、大きな分岐点の本となることでしょう。

目次

序章 終わらない会社にあなたが変える(結論から言おう。会社も本能に目覚めることだ! パラダイムは必ず転換する。 ほか)
第1章 選択と集中の戦略と決別せよ(ひとつ目は、選択と集中の方針を捨てること。 ジャック・ウェルチが手本を見せたリストラ。 ほか)
第2章 中期経営計画などやめちまえ(ふたつ目は、中期経営計画の策定をやめること。 新社長の経営マニュアル「中計」は何のためにある? ほか)
第3章 顧客至上主義を捨てよ(三つ目は、顧客の言うことを聞かないこと。 世の会社の一〇〇パーセントが顧客至上主義なのに…? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

83
終わってない会社ってベンチャーくらいなような気がした。2014/01/25

ニッポニア

45
的を射た指摘ですね。以下メモ。新しい顧客獲得に常にアタックしている会社の方が、顧客を一生懸命見ている。会社も本能に目覚めること。選択と集中の方針を捨てること。不連続な変化の中での特異点に手を打て。革新的な成功をもたらすイノベーションの種は、コアエリアの対象外にこそ眠っている。素手と裸眼でお客様という相手を観察できるスタート地点に戻る。顧客思考の御旗などさっさとおろせばいい、きっと現場は何も変わらない。顧客に迎合しないで、顧客を導く信念を持て。2023/01/08

けほんこ

17
読みましたー あーっとがっかりしたり 自分の考え方が あれ?凝り固まってる? って疑問に思ったり 2012年の本なんですね 中にはその当時に 予期されているものが 今の本流で その当時に すでにその先を考えている人が なんて記述があるのに 今から入っていこうと 勇んでいる弊社って 一体?と反省したりしました 文章は語り調で かなり読みやすく キーワードに対する 説明もたくさんあるので スラスラいけるのですが 語彙のなさを痛感しました きっちり読み取れてるのかな汗 気付きがあり 勉強になりました2019/04/26

中島直人

10
(図書館)正直、読み始めて何度も止めようと思った。軽いノリのありきたりな正論批判を主観的に書き散らしているようにしか見えなかった。が、最後の第三章 顧客至上主義を捨てよ、は良かった。印象に残ったのは、下記2点。成功するには常に新しい顧客を獲得せねばならない(昨日来た客が今日も来たとしても、それは新しい客と捉えるべき)。顧客は自分の欲しいものを知らない。2018/07/23

もよ

8
語り口調的な書き方が、好き嫌いが出そう。普段感じていた「これでいいのか?」のいくつかが「やっぱりそうだな」になった。万人向けではないがおすすめの本です。2019/06/11

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