原発はやっぱり割に合わない―国民から見た本当のコスト

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原発はやっぱり割に合わない―国民から見た本当のコスト

  • 著者名:大島堅一【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 東洋経済新報社(2013/02発売)
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  • ISBN:9784492800867

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内容説明

3.11の福島原発事故を受けて、原発のあり方が問われている。著者は、経済学者として長年にわたって、原発の「安価神話」に疑問を呈し、原発の経済性を研究し、実証研究で喝破してきた。本書では、多くの人がいだくであろう、「原発は最も安い発電方法なのか?」「脱原発で日本経済は悪くなるのか?」「税金や電気料金からどれだけ原発に回されているか?」「賠償や除染はどうなるのか?」「再生可能エネルギーはあてにならないのか?」といった疑問にわかりやすく答える。納税者として、電力利用者として、未来のために知っておきたい原発の真実がここにある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koishikawa85

3
読みやすく勉強になる。2012年に書かれた本で、この1年前に岩波新書から出ている原発のコストに比べると読みやすくこなれている。原発は国の税金の形で見えないところに巨額のコストがかかっている。2023/08/12

ふら〜

1
原子力発電の「コスト」に着目し実は経済的合理性なんてないという主張。とにかくエネルギーは国民の生活/経済活動/安全保障にも関わってくる国家戦略上非常に重要な事項の一つ。そしてどのようなエネルギー政策を採ったにしても莫大な時間、金、労力がかかるし、効果が判明するのも時間が掛るだろう。本書はどのようなエネルギー戦略を採るべきか、その判断要素の一つを提供してくれる。2014/08/28

麻生未来琉

1
原発の負の側面を忘却してまで、それを使い続ける必要性は全くない、ということがハッキリと分かる一冊です。社会的費用(発電に係わる全ての諸費用=本当のコスト)が高額であること。事故発生時想定の損害賠償を事前に電気使用料金に上乗せしてしまっていること。放射性廃棄物というゴミが一万年という単位で後世に残ってしまうこと。福島原発事故が全く収束していないこと。他、原発で利益は得られないという論拠が満載です。この本を読んだ後では、原発に関する開発は未来永劫無意味だという事実に至ります。2013/09/19

yo yoshimata

1
良書でありオススメします。原発のコストを切り口にしながら、福島の事故や原子力政策の全体像を学べます。2013/08/30

くにお

1
「原発が一番安上がり」という政府が流布しているイメージを真正面から否定している本書。立地自治体に対する交付金や実現目処が全く立たない原子力技術への投資などに充てられている多額の税金(社会的コスト)を考慮すれば、原子力発電は安いどころか、事業として成立し得ないレベルと分析している。「脱原発はイデオロギーではなく、経済合理性の観点からも選択されるべき」という下りは完全に同意。脱原発運動においても経済的不合理性を冷静に語る術を持てば、裾野はもっと拡がるんじゃなかろうか。学生さん含めて全ての人に読んでもらいたい。2013/04/15

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