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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
75
自閉症スペクトラム障害の入門書。発達障害を抱えた当事者や家族に向けて、その療育方法と社会的生活のスキルをどう身につけるかを紹介している。最終目標は、当事者が自分に自信のもてる「セルフエスティーム(自尊感情)」の高い状況を保つことである。著者は発達障害を「発達の過程で明らかになる行動やコミュニケーションなどの障害で、現在では根本的な治療はないけれども、適切な対応をすることによって社会生活上の困難は軽減される障害」と定義している。これは、障害を個人の問題とするのではなく、環境との関係でとらえる考え方と重なる。2015/06/19
k5
60
離れて暮らす子どもがASDの診断を受けていると言われて読んでみました。ときどき会う限りでは、別に変わったところもないし、詳細は教えてもらえないのでよくわからないのですが、この本を読んでみたら、人の目を見ないとか、急な予定の変更にストレスを感じるとか、どちらかというと自分のことを言われている気になったので、たぶん子どももそうなのでしょう。療育のところで出てきた、「ほめるのは蓄積するけど、叱るのは慣れるだけ」という表現をはじめ、腑に落ちる内容が多く、良い本なのではないかと思いました。2023/11/19
スパイク
24
自閉症に関することが分かり易く書かれていて勉強になりました。自閉症ってこんなのよ、だけにとどまらず、だからどうしたらいいのかの方向性が具体的に示されていて、この本をきっかけにもっと勉強しないといけないなと思いました。当事者でないかぎり読んでみようという気持ちにはなりにくいと思いますが、発達障害全体でみると人口の1~10%が(グレーゾーンに含まれる人も多いための統計のばらつき)該当するようなので100人(10人)知ってる人がいれば1人は該当する。ってことは、ほとんどの人が当事者ってこと。イイ本だと思います。2015/05/18
呼戯人
19
ギフテッドという才能と自閉症スペクトラム障害を抱えた孫のために読んだ本。主に、カナー型の自閉症スペクトラム障害への対応を説明している本。懇切丁寧に、なるべく障害が目立たず、凸凹が小さくなるように育て行ける方法が書いてある。スモール・ステップを刻んで褒めて伸ばすという方法を書いているので、それを孫にもしてあげられるように、親と一緒にじいじの私も読んでみた。すると孫の話言葉が突然進歩した。ほんのちょっとしたことで、幼児は成長する。読み書きは相変わらず凄いスピードで進歩している。2023/06/26
ヒラP@ehon.gohon
15
新書なので平易に書こうとしていることはわかるけれど、極めて専門領域の内容でした。障害者を抱える家族として、障害者に係わる者として、ある程度の知識を持っている人対象の解説書と受けとりました。2019/12/16
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