内容説明
中国の最高指導者が胡錦濤から習近平に代替わりした。これを受けて、権力中枢に変動が発生している。本書はこうした変動を加味した中国の政治の奥の院を詳説するとともに、最新の中国の権力者を100人近くリストアップし、個別具体的な解説を加えたものだ。伏魔殿中国を操る連中の正体が分かる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よし
3
やや古いが、中国の今後10年を占うための情報が詰まっている。習近平は一連の政敵追い落としを見ると、やや強権的なリーダーかと思うが、実態はさにあらず。江沢民と胡錦濤の権力闘争の上にちょこんと据えられたお飾りなのだという意外。次の全人代では常務委員入りが予想される李源潮や旺洋なども結構クセのある人物のようで、穏健派との期待は裏切られる可能性もある。非常にシビアな日中関係が続きそうだ。2014/11/11
