僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。 - 東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない

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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。 - 東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない

  • 著者名:出雲充
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • ダイヤモンド社*(2013/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784478021828
  • NDC分類:483.13

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内容説明

この世に、くだらないものなんて、ない。僕がミドリムシと歩んできたこの10年のストーリーで伝えたいことは、このことだけなんです――。2012年12月に東証マザーズ上場を果たす、東大発のバイオベンチャー、ユーグレナ。その創業者である出雲充氏が、起業までの7年間と、起業してからの7年間を、初めて語る!■ミドリムシに秘められた可能性――世界初の快挙「ミドリムシの屋外大量培養」は、なぜ夢の技術なのか?「ミドリムシ(学名ユーグレナ)」。この動物と植物の両方の特徴を併せ持つ「ハイブリッド」ともいうべきこの微生物は、なんと59種類もの栄養素を生み出し、光合成により二酸化炭素を吸収し、しかも「バイオ燃料」を取り出すこともできます。つまり、「食糧・栄養問題」「地球温暖化問題」そして「エネルギー問題」という世界を悩ませる大問題を一気に解決する生物なのだ。そんなミドリムシの大量培養を世界で初めて確立したのが、東大発のバイオベンチャー、ユーグレナなんです。■初めて語られる起業ストーリー――全世界注目の起業家が乗り越えてきた試練とは?2012年、出雲氏は、世界経済フォーラム(ダボス会議)で「ヤンググローバルリーダーズ」、ジャパンベンチャーアワード「経済産業大臣賞」を受賞するなど、全世界から注目を集める起業家のひとり。バングラデシュで栄養問題に出会ってしまうところから始まる本書では、ミドリムシ、そして頼れる仲間との出会い、迷いのなか起業に踏み切ったこと、テクノロジーを継承しブレイクスルーしたこと、次から次へと現れる巨大な試練にどうやって立ち向かったか……など、今まで語られることのなかった起業ストーリーが明らかにされます。■だから、くだらないものなんて、ない。――いま目の前にある小さな可能性に目を向けよう!ミドリムシという小さな生物の可能性を何とか引き出して、世界中に伝えよう――。10年にわたって向き合ってきた出雲氏であればこその、、「いま自分が取り組んでいる小さな仕事に、世界を変える大きな意味がある」というメッセージに、心震えます。ミドリムシから取り出したジェット燃料で、飛行機が飛ぶ日がもうすぐやってくるかもしれません。

目次

第1章 問題と、自らの無知を知るということ
第2章 出会いと、最初の一歩を踏み出すということ
第3章 起業と、チャンスを逃さずに迷いを振り切るということ
第4章 テクノロジーと、それを継承するということ
第5章 試練と、伝える努力でそれを乗り越えるということ
第6章 未来と、ハイブリッドであるということ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

86
ミドリムシは、ユーグレナ植物門 ユーグレナ藻綱ユーグレナ目に属する 鞭毛虫の仲間であるミドリムシ属 Euglena の総称で、 動物と植物の両方の性質を備えています。 ミドリムシで世界を救おうと一大決心をした男の挑戦の歴史です。  評価:微妙だな。2021/01/25

えちぜんや よーた

83
”資金ショートの危機が続くユーグレナだったが、実はひとつだけ望みが残っていた。その希望がなければ、,あるいは早い段階で会社を清算することを検討していたかもしれない。希望とは大手商社、伊藤忠商事が資金の援助を検討してくれることだった。”(P166)元祖・「食のベンチャー」チキンラーメンの場合は、流通のルートを確保するために三菱商事と組んでいたなぁ。当時の三菱商事のキャッチフレーズは、「ラーメンからミサイルまで」。現在の伊藤忠商事になぞらえると、「サプリメントからジェット燃料まで」ということになるかな(笑)2013/06/13

あちゃくん

81
とても未来を感じる内容でした。そしてその未来を想像すると、ワクワクする高揚感が押さえられません。この会社のこれからの歩みや出雲さんの言動をしっかり見て行きたいです。2014/05/10

えちぜんや よーた

79
"慣習になっている以外には、自分の好みを何も思いつけなくなっているのである。精神まで、抑圧の軛(くびき)に屈している。娯楽のときですら、真っ先に考えるのは世の中に合わせることである。いつも大勢に順応していたいのだ"ジョン・スチュアート・ミルの自由論 (日経BPクラシックス) 、第3章 幸福の要素としての個性 P135」。ユーグレナの出雲社長自身も、世間の慣習に合わないことをするのに、かなりためらいを感じていたようです。2013/06/17

Willie the Wildcat

41
グラミンでの心の響き。文字通りドラマチックな培養成功とライブドア事件!転機と言える場面での心情描写。特に、銀行退職時。夢と現実の狭間で揺れる過程が印象深い。不毛の3年間での教訓。「感情的な共感」は企業の社会性を反映している気がする。ミドリムシ・・・。確かに語感は如何なものかと感じるが、人間の死角を如実に描写。Open Mind!蛇足だが、「仙豆」かぁ、懐かしい。(笑)2014/09/10

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