内容説明
日本の政治は今後さらに大迷走、知らず知らずのうちに右傾化する。そもそも国民は安倍晋三の2007年「政権投げ出し」を水に流したのか? 威勢のいいタカ派発言を繰り返す石原慎太郎・橋下徹に本当に喝采しているのか? もう、我が国には本気で国を守る政治家はいないのか? 原発再稼働、TPP推進、親米・反中・嫌韓、憲法改正・日米同盟強化・慰安婦問題再燃etc.…続々と進行する日本の右傾化を、阻止せよ! エセ保守のマッチョ主義と忘却の国民性を撃つ「ゴーマニズム宣言」最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
61
今回は特にはっきりしたテーマを持たず強いて言うなら政治家論?とも言える内容で安倍を徹底的に問題視し、著者の懸念がとてもよく伝わった。これから日本はどうなるのだろうか?と不安になる。2012/12/18
Willie the Wildcat
25
史実などに基づく客観性。(若干著者の表現は過激かもしれないが)知見や視野を広げるヒント。国家としてのボトム。政党などの既成枠を超えた一貫性の無さを憂う。テーマに目新しい点がないのが、現代政治家の課題を物語っている気もする。一方で、交渉事に妥協も必要。国家観をもったバランス感覚。”ニセモノ”が適切な表現かどうかは疑問だが、(個々には優秀な政治家の方もいらっしゃるが)総論として、現代政治家諸氏の資質への苦悩は深刻に感じる・・・。2013/08/03
たー
23
今までの主張が繰り返されているだけで、特にこれと言って目新しい内容は無かった。2013/02/24
ぐうぐう
15
例えば、本書に収録されている橋下徹を徹底的に批判した章。橋下徹という政治家の巧妙なレトリックを暴き、その矛盾と危うさを晒す小林よしのりの手腕には、思わず膝を打ちたくなる。しかし小林が橋下のレトリックを見破れるのは、小林も巧妙なレトリックを駆使して『ゴーマニズム宣言』を描いているからだということを忘れてはならない。とはいえ、世論に流されず、逆に世論が傾いている側の反対に立ち、自身の直感とリテラシーと常識を元にして、リスクある選択を繰り返してきた小林の言葉は、それなりの説得力を持っているのも事実だ。(つづく)2013/01/18
金平糖
11
「脱原発論」に感心&共感したので本書も読んでみた。予言のような「まえがき」の第一文に、年末の衆議院選と都知事選には死に票を投じた身として深いため息。一度投げ出した総理に漢字の読めない副。今朝もロシアが領空を侵したというニュースがあり右傾化による情報操作を邪推。使用済み核燃料の処理場がないまま大飯に次いで伊方も再稼動する運び。ニセモノ政治家は忘れっぽっい日本人の習性に期待しているのだろうが、原発は別問題。国を船に例えるなら自分の船室だけ豪華にしても船が沈没しては意味がないことぐらいわかりそうなものなのに…2013/02/08
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