内容説明
駅を降りてたどり着くは、今もしぶとく残る銭湯。体を洗って湯につかる。「あっあー」なんて思わずため息を漏らしながらタイル絵を眺めたり。先客のマナーをチェック、ついでに体重をチェック。その後はもちろんキューッと生ビール。近所の名店に飛び込みで入り、ひとりオススメの肴に舌鼓。ウメェ! もう一杯! 安くて嬉しいオヤジの極楽黄金コースを伝授しまくる、夢のイラスト&エッセイ&ガイドブック!
目次
銀座で金春湯から三州屋―やっぱり金春湯から始めましょう。クラブ街の中にさり気なく。三州屋もまさにそれ。
牛込柳町で柳湯からつず久―サウナ無料は有り難いだろうなぁ。湯上がりはまるで御用達みたいな店で喉を潤します。
南千住で梅の湯から丸千葉―フロントのオヤジさん。気さくな方で快く近場のいい居酒屋を即答してくれましたよ。
護国寺で大黒湯から百円亭主と時代屋の女房―薬湯につかってサッパリしてから、脱力状態で段ボールに書かれたメニューを拝見。
十条で十條湯から斎藤酒場―気泡ブクブクの寝湯でゴロリ。十条まで来たらどうしてもこの酒場に足が向いてしまう。
亀戸で隆乃湯から松ちゃん―白い暖簾に黒文字は粋だねぇ。乳白色の薬湯でいい気分。地元の方お勧めの赤提灯へ。
四谷で塩湯から弥助―備長炭風呂の熱湯で我慢。ポッカポッカの体で見つけました知る人ぞ知る居酒屋へ。
豪徳寺で鶴の湯から風林―夏場のシャワーは微温湯が一番。元気回復してホッピーとくりゃ串揚げが合いますなぁ。
代々木八幡で八幡湯から七福―静けさを取り戻した浴槽にゆっくりつかった後、達人の焼き方の手による串焼きとビール。
大井町で末広湯からいち福―赤ワインの浴槽に身を沈めて、肩の疲れを解し、冷えたビールに冷奴、あぁ~生き返るぅ。〔ほか〕