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内容説明
シェールガスによるエネルギー大革命は、経済、産業、社会、国際政治……あらゆる分野に創造と破壊をもたらす。
この変化に乗り遅れた企業は10年先が危ない!
石油危機の到来と終息を予見したエコノミストと、産業の最前線を知るジャーナリストが説く、大変化の本当の読み方――
【未来はこう変わる】
●シェールガスへの産業シフトで米国は大復活
●日本の重厚長大産業がシェールガス革命を牽引
●再生可能エネルギーは「冬の時代」を迎える
●中東やロシアなど資源国は急速に凋落する●自動車は日本の技術力が世界を席巻する
●公共交通の主役は鉄道から航空機に変わる●製造コストの低下で、デフレはますます深化する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T坊主
6
1)著者は一貫して21世紀はデフレが続くと主張しており、シェールガスの出現により確実性が増した。シェールガスの発電コストは6円、石油:10円、石炭:6-7円と。2)シェールガスの出現は石炭の活用による蒸気機関革命に匹敵する大きな要素で、石油社会からガス社会の大きな転換になり、自動車業界の方向性を大きく変えかねない要因。3)この変化により日本の重工長大産業は安泰だ。4)インフレ時代、石油社会の常識を捨てろと。5)大手商社は既にシェールガス獲得に動き出している。6)日本もメタンハイドレード開発にもっと投資を。2013/06/12
しょうたろう
4
話題のシェールガス!エネルギー問題を考えるうえで最もキーとなる資源です。シェールガスは近年になって採掘方法が確立されたガスで、この採掘によってアメリカではガスの価格が下がり革命が起きています。GEのCEOすら原子力は高コストと言ったほど、値段が下がっています。長らく天然ガスで覇権を持っていたロシアも脅威に感じているようで、値下げしてでも日本などにガスを売りたいようです。最近のプーチンの姿勢でも伺えますね。これから大本命のエネルギー源です。読みやすい本なのでぜひ一読を。2013/01/04
はな
3
英石油大手BPは2013年の米国の産油量がサウジアラビアを上回って最大になると予想している。とりもなおさず、シェールオイルの産出増加のためである。このシェールガス革命により、米国が大復活を遂げる、というのが本書の論調だ。日本はその技術力でシェールガス革命を牽引、重厚長大産業、素材産業を中心に成長を遂げるという。気持ちが明るくなった、新春から。2013/01/20
Takuya Yamamuro
1
つい5年前とは、全く違うトレンドが進行していることを実感。それをポジティブに受け止めていいのか、ネガティブに受け止めていいのかはわかれているようだけど。2013/02/10
小澤 泰裕
1
次世代エネルギイの本命はこれだ。2012/12/24