朝日新聞出版<br> iPS細胞大革命

個数:1
紙書籍版価格
¥1,100
  • 電子書籍
  • Reader

朝日新聞出版
iPS細胞大革命

  • ISBN:9784022510518

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

iPS細胞とは何か、人類は「不老不死」まで何合目にいるか、記者だけが知りえた世界のヤマナカの素顔は。10年以上の取材の集大成。わかりやすさも新しさもナンバーワン! 特許戦争、ライバル動向、臨床への展望など、全てを一冊に。

目次

まえがき 「新時代の幕開け」
序章 「日本という国への感謝と、責任です」―2012・10国民が見た希望
第1章 「人がやっていないことをやりたい」―山中伸弥教授の軌跡
第2章 「研究は真理のベールを一枚一枚はがすこと」―iPS細胞ができるまで
第3章 「世界の難病患者にメード・イン・ジャパンの薬を」―臨床応用研究の再前線
第4章 「オールジャパンでないと勝ち残れない」―国の支援と特許競争の行方
第5章 iPS細胞がひらく未来―井村裕夫氏・岡野栄之氏インタビュー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
成熟細胞が多能性をもつ状態に初期化できる ことを発見されたことで、 ノーベル医学生理学賞受賞(5頁)。 活字は大きめで読みやすい。 小保方さんのような時代が山中教授にもあった。 「ノックアウトマウスをつくるための道具として、 マウスのES細胞を使い始め、 (略)『NAT1』と名付けました」(14頁)とのこと。 山中先生の座右には、「人間万事塞翁が馬」(62頁) がある。研究者人生を言い当てたことばだろう。 山中先生は、何気なくおっしゃっているが、 2014/04/17

Kikuyo

17
2012年。「やけくそで非常識な目標」というのが驚きです。99%の失敗があって「1%のとんでもないもの」が実を結んだのですね。iPS細胞は、体のどの組織の細胞にもなり、様々な病気の治療に使われる可能性がある。「発見の科学」は評価されるが、臨床研究はとても手間とお金がかかる。山中先生の人柄が伝わってくる1冊。2020/04/30

SORA

9
山中さんの経歴を交えながら、iPS細胞にたどりつくまでの軌跡が読みやすく面白かった。山中さんの講演会では、定番ジョークがあることも記されている。受賞後の多忙さに加え、特許や今後実用化に向けての課題等をクリアしていかなければならず、研究者はタフでないと務まらないと感じた。2014/04/12

ノリピー大尉

5
iPS細胞って、たった4つの遺伝子の導入で作られるそうな。 再生医療に役立つのはいいことだけど、生殖細胞を介さずして生命が発生する可能性もあるのは怖いな。 VWはフォルクスワーゲンではなくビジョン&ハードワーク。2013/10/28

harhy

3
IPS細胞…すごい可能性を秘めたものなんだ。再生医療に大きな革命が起こりそう。それにしても、1個の細胞が目的を持って60兆個の細胞に分かれて成長していくなんて、考えてみれば奇跡に近いと思い知らされるなれるなあ。2013/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5640864
  • ご注意事項