内容説明
人気ピアニスト、フジコ・へミングのベスト・セラーの文庫化。フジコ・へミングが過酷な人生経て人気ピアニストになるまでを語る自伝的エッセイに最新インタビューとオリジナル写真を加える。読む人を勇気付けるづけるフジコ語録もフィーチャー。
目次
1 ピアノ
2 人生
3 家族
4 恋愛
5 憧れ
6 神様
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう
8
大好きなピアニスト。彼女は生き様そのものが凄い。そんな生き様だからこそ、あの音色が出るのは、とっても納得出来る。あの音色が出せたら、どんなに気持ち良いことか、憧れずにはいられない。彼女の言葉、いっぱい心に入ってきたな〜。2015/02/08
みーなんきー
6
たぶん下北沢のご自宅に伺って、そこで会話した内容をそのまま書きとめて作った本ではないかな、と思う。話題は気まぐれに飛んでいるし、その事でかえってフジコさんが、どんな事に気をかけて生きているのかがよくわかる。かわいそうな猫を保護し、気の毒な人を助けたい。その為に自分はピアノを弾き続ける。後はヨーロッパにいた頃の辛い想い出と、日本にいる時の忙しさ。今になってみれば苦しかった西洋での修行時代が、自分のピアノに個性を加えている、と。お金を稼ぐ目的も、その使い方もどちらも本当に素敵です。憧れます。2014/02/21
yoshiya
6
このエッセイ素晴らしく良かったです。 飾らない言葉、素直な気持ち、女性エッセイにありがちな自分の感性を押しつける事があるにも関わらず、この著者を知って会いたくなると思います。 もう一度読みたくなる、珍しいタイプのエッセイだと思いました。 僕は、音楽には疎いですが、この著者は好きになりました。 ありがとうございます。2013/02/10
みけとら
5
過酷な運命に翻弄されながらも、美しい心を失わず真摯に人生に向き合う姿。フジコさんがこんなにも波乱にとんだ人生を送ったは、稀有なまにの高貴な魂をみがきあげるために、神様があえて与えたことだったのではと思わずにはいられません。人生のどん底に落ちていたときも他者を思いやりいたわる心、決して自分の心を見失わない方です。フジコさんの美しい心を支えたのは音楽、芸術の力です。苦難の時も芸術の美の力が人を支えてくれるのだと思います。2013/05/18
mofco
5
読み終わりたくないと思った、素敵なエッセイ集。 心にひびくところがたくさんあって、何度も読み返した。 しばらくは、本棚に飾っておきたいと思った。2012/12/18




