内容説明
国連の難民支援機関に所属し、難民キャンプで難民たちと触れ合ってきた筆者が、ブータン難民の少女の暮らしを通して、難民の問題をわかりやすく伝えるとともに、日本の企業や個人の支援活動を紹介し、今日本に生きる子どもたちに何ができるか考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
9
私もユニクロに服を持って行っています。しかしブータン…世界一幸せな国というカラクリはこういうことか。価値観宗教観・血統的文化的にすべて一緒の人のみで固めたら(そのために南ブータンの人々をネパールに強制排除)、そりゃ幸せだ。2016/08/05
とよぽん
8
かつて国連難民高等弁務官事務所の職員、今はジャーナリストとして活躍している根本さんが書いた、難民を知り難民を理解するための入門書(小学校高学年~)である。約30年前、政府の方針が変わり、ブータンから追い出されたネパール系の人々の難民キャンプ生活は不条理だ。ブータンの「国民総幸福」のからくりが分かった。また、日本の企業や個人が難民の生活を支援していることも紹介されており、日本は今後、難民の「第三国永住」受け入れを推進するべきなのだろうと思った。祖国を失った人々も、希望をもてるように。2016/09/19
駒子
4
難民問題の入門書として最適。2014/08/03
ねこねこ
3
スニータがピンクのフリースをもらって感激する場面で涙が止まらなくなる。この不均衡を許す人間でいたくない。子供たちには「遠くにかわいそうな人がいるんだな」ではなく、いま自分が生きている世界で起きていること、自然災害でなく同じ人間が同じ人間に対して引き起こしていることだと伝えたい。検索すると最大11万人だったブータン難民のうち約10万人が第三国定住を果たし、数千人が今も難民として暮らしているという。つまりほとんどの人がブータンに帰れていない。第三国定住が完了したら良しとせず、ブータン政府は非難されるべきだ。2026/05/30
shinome
1
ネパール系ブータン人のスニータ。でもブータンの地を知りません。生まれた時から難民です。ブータンに戻れるようになることが幸せか、第三国定住が幸せか。難しい思いになりました。難民の方はもちろん。必死にお仕事されてるUNHCR職員やらNGO団体のみなさん、本当にすごい。心を打たれます。2019/09/02
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