内容説明
各紙絶賛の隠れた名作、ついに電子化!
日経、毎日、中日新聞、週刊現代、週刊文春、週刊新潮ほか、二十媒体以上で取りあげられたハードボイルドミステリ巨編が、ついに電子化。
死にかけた海辺の町にもちあがった空港建設計画。町は真っ二つに割れていた。そんな中、辰巳翔一は廃ホテルを撮影中、反対派の女性ジャーナリストの絞殺死体を発見した。殺害女性の元夫で地元新聞の記者をしている安昼のたっての願いで、辰巳は元探偵である経歴を買われ、事件の解決を手助けして欲しいと頼まれる。簡単な事件に見えたが、しかし事態は二転三転し、辰巳自身想像すらしなかった事件の闇に絡め取られていく。
疲弊する共同体、己が欲得に溺れる人間たち、希望の見えない日本という状況を活写しつつ、ハードボイルドの物語を描ききった著者渾身のミステリ巨編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
A
21
空港開発の是非で二分される街で、元探偵のカメラマンが死体を見つける。あまり入り込めなかったのか、読むのに時間がかかった。 最近は2作続けて読みながら電車でよく寝てしまう。2023/02/15
三毛猫メリー
5
カメラマンの辰巳は、撮影に来ていた廃墟で死体を発見してしまう。町が空港問題で分裂していると言う割に、あまり臨場感がなかった。それなりに読みやすい本ではあった。20-362020/06/11
つねじろう
5
硬派のハードボイルドを期待したが、キチンとした丁寧なサスペンスドラマだった。キチンとしてるのであまり驚きはない。落とし所も納得感あり。何か組み立てが火曜サスペンス劇場的だなあって思ってたら本当に原作者のひとりでした。(笑)2013/04/22
Gomezmarchante
5
現実味のある登場人物、ストーリーに好感が持てる、大変読みごたえのある作品でした。犯人探しとしては、早い段階から「怪しい」という目星はついていましたが、もう一人の人物については、最後のところまでわかりませんでした。舞台となった街はフィクションですが、自分は伊豆の地方都市あたりを思い描いて読みました。あそこも廃墟多いのですよ。廃墟のホテルと言えば、これは金沢の白雲楼ホテルを思い出しました。自分も行ったことがありますが、倒産し廃墟になり、今では取り壊されてしまった。辰巳翔一が報われないのはあんまりだった。2012/12/16
詩界 -うたか-
4
#読了 ハードボイルド系。方言が苦手な私、大苦戦しつつ、加納さんの物語は救われなさのせいかモヤモヤが残るように思う。読後感がしっくりこない、というか。読み終わって満足出来ない、というか。題材は面白いんだけど、なんだろう。2019/09/23




