内容説明
この子に、なにかしてあげたい。この子の、悲しむ顔は見たくない。いつもの朝、いつものタバコ屋の少女。僕は、その中学生の少女に、恋をした。講談社BOXが贈る“青春ライトノベル”の新旗手、颯爽たる最新長篇。少女に恋した二十代男子の、誰も読んだことのない青春奇譚。人気絵師TNSKによるフルカラーイラストレーションとともに、電子書籍版だけの特別短篇「金鵄とゴールデンバット」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
14
ちょっとビターな青春ライトノベル。語り口や会話のテンポはいいし主人公(ロリコンではない!……たぶんw)への感情移入もしやすいけど、作品から漂う雰囲気にハマらないと味気なく感じそう。 少女とのやり取りよりも、個人的には明るくて楽しげな同僚たちが気にいってしまいましたw2013/10/31
しろ
13
☆6 青と煙草と少女、変なコントラストがすごく綺麗。最初は主人公がアラサーなのに語り口がラノベっぽすぎて鼻についたけど、色々脇に置いておいたら楽しめた。煙草を吸うのもいいもんだ、と思える。煙草屋の中学生に惹かれてしまう、ロリコン(?)な感じなのにそれが嫌にならない爽やかさもある。会社での描写に現実感が全くないし、しのちゃんとさなちゃんの関係は予想通りで結末は王道だが、彼らの会話や距離感とか、なかなかに読み心地のいい作品だった。2012/12/24
ころん
11
通勤途中にあるタバコ屋で店番をしていた少女に一目惚れしたウミノは大好きな青色がパッケージであるハイライトを吸い始める。通勤前に、店主の志乃さんや店番の少女と話しながら一服するのが習慣になっていたが、志乃さんが突然亡くなってしまう。26才の男の人の、遅すぎた、青すぎる初恋。子気味良い会話や、透き通った青色を思わせる空気感がとても好み。とても爽やか、さなちゃん可愛い、憎めない同僚達、少年の心を残しながらも大人になった主人公。ストーリーがシンプルだからこそ、この世界にどっぷりつかって読めた。とても好きな1冊です2013/01/09
ソラ
9
〇全体的にあっさりした作品で、登場人物も良い人が多くてまったくストレスなく読める良い作品。 〇ただ、主人公が何故同僚のあの人じゃなくこの子を選んだのかっていうのがあまり腑に落ちないというか…。そこがラストの弱さかなぁと思った。2022/10/25
シナモン
9
馴染のタバコ屋で一服してから会社へ行くのが習慣である「ウミノ」。威勢のいい老店主の「志乃」、やる気のなさそうな店番の「さなえ」との何気ない会話から始まる一日。しかし、志乃が死んだことにより日常に変化が現れて…。海と空の「青」とそこに溶けていくタバコの「白」のコントラストが目に浮かぶ。読後感としては、まったりとした雰囲気ながらも、すがすがしいラストが心地いい初恋の物語でした。2012/12/08




