幻冬舎文庫<br> ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める

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幻冬舎文庫
ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める

  • 著者名:安達誠司【著】
  • 価格 ¥877(本体¥798)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344982864

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内容説明

ギリシャ危機に端を発した欧州債務危機。ユーロ破綻は不可避ともいわれているが、「ギリシャは離脱しないし、ユーロも破綻しない」と著者。一方でドイツをはじめとする欧州はデフレ突入、ユーロ高になる可能性が高いという。なぜそういえるのか? その時の日本経済への影響は? ユーロを持っている投資家はいつ売るべき? ユーロをはじめとする世界経済は今後どうなる? 豊富なデータと明快なロジックで、欧州のみならず世界の動向を読み解く、経済分析と予測の書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりやまたけよし

9
民主党政権の末期の書かれたギリシャの危機を単に発するユーロの解説書で、金融政策の観点でユーロを説明してくれている。その後著者の言う通りにユーロは大きく金融緩和の方向に転換した。日本の方も金融緩和に向いて、消費税率のアップ延期を果たして、民主党政権の失敗をカバー。この方向が続くと良いです。2016/09/07

しろくまZ

7
ユーロ導入前の歴史的経緯から説明されている。EC通貨協力(通称スネーク)、欧州通貨制度(EMS)など。スネークは事実上瓦解し、EMSも仮想通貨エキューなるものを仕立てていたが、各国通貨の中心レートは頻繁に変更されるという訳の分からない状態だったらしい。その後、ユーロが導入されてユーロ域内では「経済の平準化」が進行するはずが、経済格差の是正はなされず、長期金利だけが収斂する結果に。そしてバブルの発生と破裂。それでも、各国独自に必要な金融緩和政策をとれないのが現状のユーロ。前途多難だが、一方日本はどうなる?2016/05/31

むとうさん

5
要するに『円高の正体』の姉妹本。あっちはドル円レートの話だけで、ユーロの話は今回のためにとっておいた…というわけではないらしいが。趣旨としてはユーロ圏の危機が「財政危機」扱いされているのは因果が逆で、独自の金融政策をとれなかったから財政出動せざるを得なかったのだということ。最適通貨論や国際金融のトリレンマからは常識的な結論。気になった点は、日本にとってインフレ4%が本当に緩やかか?ユーロを維持したままのECBの量的緩和ではユーロ圏全体の景気を等しく下支えはできずかえって格差が広がるのでは?といったところ。2013/02/25

セルジオ肥前

4
比較的にわかり易く書かれている。ユーロの問題よりもデフレ問題とその対処が著者の言いたかった本題では無かったか。2013/04/06

ひとまろ

3
意外と成り立ちとか知らなかったりする。 2017-020 2017/02/01

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